IMPRESSION(左が9インチモデル、右が7インチモデル)

キング・テック(王遠耀社長)は、中国のIT機器メーカー、Shenzhen Leader Digital-Tech Weitongが開発したタブレット端末「IMPRESSION」の日本市場での独占販売代理店契約を結んだ。5月上旬に、大手パソコン販売店「ドスパラ」を運営するサードウェーブを通じて発売。その後、法人向けに販売する計画だ。キング・テックがタブレット端末を取り扱うのは今回が初めて。

Shenzhen Leader Digital-Tech Weitongは、タブレット端末やポータブル・ナビゲーション・デバイス(PND)などを開発するメーカーで、中国の深センに本社を置く。タブレット端末は、すでに米国で「IMPRESSION」ブランドで販売しており、今年度は100万台を販売する見込み。OSにAndroid 4.0を採用し、画面サイズは7インチと9インチのモデルを用意する。タブレット端末を保護するカバーを標準で付属する。価格は米国では7インチが199ドル(約1万6000円)、9.7インチが299ドル(約2万4000円)。

日本未発売の「IMPRESSION」に関して、キング・テックは2月16日に、Shenzhen Leader Digital-Tech Weitongと日本での独占販売代理店契約を締結。電波法と電気通信事業法にもとづく無線通信の認証を取得し、日本市場で販売する。コンシューマ向けでは、サードウェーブと協業し、5月上旬、7インチモデルを「ドスパラ」で発売する。

キング・テックの王社長は、「まずはコンシューマ向けに販売し、その後に法人に販売する体制を整備する。資本・業務提携している菱洋エレクトロとも協業して、製品供給・販売網を構築したい」と話しており、タブレット端末の販売事業に意欲を示している。