3.短いやり取りが楽なのだけど
「俺はLINEとかメールより電話のほうが楽で、彼女とも電話で話すことが多いです。
でも、彼女に言わせたら『電話もうれしいけど、用件を話し終わったらすぐ切るのが寂しい』らしくって、もっと世間話とかしたいみたいです。
俺は短いやり取りでも満足だし、電話って話している間はほかのことができないから、すぐに切るのがお互いいいんじゃないかなと思うのですが……。
LINEもするけど、ダラダラと話が続くと飽きてくるんですよね」(32歳/企画)
「彼女との話に飽きるの?」とこちらの男性に訊いてみると、「結論が出ないまま話し続けるのが苦手で」と困った顔をしていました。
電話でぱっと話をするだけで満足といいますが、LINEでも長話はしないとなると、彼女の寂しさが置いてけぼりになりますよね。
彼女とのコミュニケーションを「やり取りの長さ」より「取る機会」で充実させたい男性は、短時間で終わることを通すのがちょっと一方的かな、と思います。
4.顔を見て話すほうが楽しい
「LINEは朝の挨拶だけで十分だし、電話は沈黙が苦手だからあまり話したくないし、それより彼女とは直接会いたいです。
いちいち細かい連絡をしなくても、付き合っているなら会うほうが大事じゃないですか?
彼女のほうはもっとLINEや電話がしたいらしいけど、顔を見て話すほうが俺は楽しいですね」(29歳/教育)
「それなら、デートの時間を多く取ってるんだね」とこちらの男性に尋ねたところ、「いや、仕事が忙しくてなかなか……」と返ってきてびっくりしました。
会いたいといいながら実際にはその時間も作れないなら、彼女が不満を持つのは当然です。
顔を見て話すほうが楽しいのはもちろんそうなのですが、できないならその間のフォローが肝心。
もっと心でつながっていたいと思う彼女の気持ちを大切にする姿勢がほしいなと思います。
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「彼女との連絡が苦手」という男性に話を聞いてみると、彼女が自分に向ける不満が理解できなかったりどう応えればいいのかわからなかったり、コミュニケーション不足から生まれるつまずきに気がついていないことがわかります。
「自分はこれでいい」ではなく、彼女の気持ちも尊重した歩み寄りがないと、お付き合いはうまくいきません。
ふたりにとってストレスのないやり取りを、彼女と一緒に考えていけると良いですね。