質問する時の注意点

・子どもの年齢に合わせて、わかりやすく説明しながら穏やかに質問してください。

・決して詰問口調になったり、子どもの答えに対して批判的なことを言わないでください。

・答えに対して一喜一憂しないでください。
⇒子どもがママを悲しませたくないとか、ママの喜ぶような返事をしようと考えてしまいます。

・質問するのは学校が休みの時がベター。
⇒いじめられている場合、学校が休みの間はいじめっ子と会わないので、気を許して本音を話してくれる可能性が高いです。

・先生に言いつけるためではないと伝えておきましょう。
⇒大きい子の場合、親が先生に言いつけに行くかもと不安を持って、正直に答えない可能性があります。

・YES の答えに対しては「そうなんだ~。辛かったね」と軽く相槌を打って聞きましょう。
⇒いじめた相手を非難したり、親に文句を言ってやるなどとは言わないでください。子どもはとりあえずわかってもらえたと思うだけで救われます。親が過激な行動を起こそうとすると、子どもはその後のことに対して不安を抱いてしまいます。

まとめ

いかがですか?

子どもの自殺は夏休み明けの9月1日が多いという統計もあります。

夏休みは子どもの本音を知るいいチャンスだと思います。

もしチェックリストの結果で、わが子がいじめられていると確信したら、夏休み中は子どもと一緒に楽しく過ごし、子どもの心の傷を癒してあげましょう。

誰にも言えず、一人で抱え苦しんでいた子どもが、このチェックリストを通じて、親に実情を伝えることができたと安堵して、精神的に救われ楽になることを願っています。

<参考> National Bullying Prevention Center

「元日本航空CA、英語プリスクール経営者、保育士。幼児教育研究家として『日本欧米いいとこどり育児のススメ』をYouTubeでも発信。著書に『グローバル社会に生きる子どものためのしつけと習慣』『5歳からでも間に合う お金をかけずにわが子をバイリンガルにする方法』『モンテソ―リ教育で伸びる子を育てる』、『ホンマでっかTV』に子ども教育評論家として出演など。」