2016年4月23日に日本で公開された映画、「ズートピア」

世界興行収入10億ドルを突破し、日本での興行収入も76億円となった、2016年のNo.1大ヒット映画です。

「何度でも見たくなる!」という声も多く聞こえ、実際私自身も映画館に5回見に行きました。

惜しくも7月15日に劇場公開は終了してしまいましたが、遂に8月10日(水)に先行デジタル配信が開始、8月24日(水)に待望のMovieNex(DVD/ブルーレイ)が発売されます!

これでじっくり見たかったシーンのコマ送り再生や、ニックのセリフを延々再生し放題です。やったー!

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リピーター続出!「ズートピア」の魅力とは

この映画の主人公は、幼い頃からの夢を叶えたウサギの警官ジュディと、夢を忘れた皮肉屋の詐欺師ニック。ふたりはとある行方不明事件を追ううちに、ズートピアに隠された闇に立ち向かうことにーー。

そんなあらすじだけ見ると刑事バディもの映画ですが、この映画のキャラクターたちは実際に現実社会を生きている私たちにとてもよく似ています。

彼らは私たちと同じように夢を持ち、苦悩し、前を向く。


ズートピアのキャラクターたちを見ていると、私たちが今よりもより良く生きるために学べることも数多くあります。

DVD/ブルーレイの発売にともない、まだズートピアを見ていない人、もちろんもう見たよ!って人、そして、これからの自分をより輝かせたい女性のために、映画「ズートピア」の魅力をたっぷりお伝えします!

主人公ジュディには「呪い」がかけられていた…!?

映画「ズートピア」の舞台でもある大都市ズートピアは、「誰でも何にでもなれる」という理想を叶えた街で、肉食動物も草食動物もなんの偏見もなく、自分のなりたいものになれる夢の街です。

主人公のひとり、ウサギのジュディは「バニーバロウ」という田舎出身で、幼い頃からの夢は「警察官になり、世界をよりよくすること」です。

努力を重ね、大人になったジュディは晴れてウサギ初の警察官となり大都市ズートピアに勤務することが決まりました。

しかし、ズートピアはジュディの思い描いていた「誰でも何にでもなれる街」とは程遠い街で、ジュディは理想と現実の差にがっかりします。

 

ここまで読んで、ジュディと同じ境遇だ、と思われる方も多いのではないかと思います。

夢を持ち、努力して、都会に出てきたけれど理想とはまるで違う現実に歯をくいしばる。

ディズニー映画によくある、「夢を叶えた女の子は、いつまでも幸せに暮らしました」は、ズートピアには通用しません。

それは、この現実世界でも。

ジュディは作中、ウサギであることを何度も皮肉られます。

字幕版を見ると、泥棒を追っている最中に、同じ警官であるはずのサイの警官から「“本物の警官”が来るまで待て!」と言われていますし、ニックには「捜査ごっこ」と馬鹿にされます。

それは、彼女が可愛らしく、か弱いウサギだから。

ジュディは胸を張って「自分は優秀です」と上司に言えるほどの女性です。

なのに、誰も彼女の実力を見ようとはしません。

ジュディが「ウサギだから」。

これは現実世界でもよくあることだと思います。
「女だから」とか、「男だから」とか。私は血液型がB型なのですが、人から「B型だから」と性格を決めつけられることもよくありました。

そんなの、「私」には関係ないのに。

“〜だから”なんて決めつける言葉は、その人の可能性を潰してしまう呪いの言葉です。

でも、「ズートピア」のもうひとりの主人公である、キツネのニックにとって、この言葉は傷つかないために自分を守ってくれる「魔法の言葉」になります。

自分を守るために、諦めていたもの

詐欺師のニックは、幼い頃からズートピアで育ったため、ズートピアが「誰でも何にでもなれる」街ではないことを誰よりも知っています。

キツネはズルくて信用ならないという固定観念や、そもそも肉食動物という、ニックにはどうしようも出来ないことで彼は差別されてきました。

そんな世界でニックは、「何があっても傷つかないようにする」ことと、「世界がキツネをズルくて信用できないと決めつけるなら、何をしても意味がない」ということを学んだ、とジュディに告げます。

ニックにとって「キツネ“だから”信用出来ない」という言葉を受け入れることは、これ以上悲しい思いをしないで済む、魔法の言葉になってしまいました。

本当の自分を知って、受け入れて欲しいと願うと、それが叶えられなかった時に人は傷つきます。

ニックはもう傷つかないために、本当の自分を知ってもらうことを諦めました。

例えば今恋人がいる人は、恋人の理想になりたい自分と、本当の自分とで揺らぐこともあるでしょう。

親からの期待に応えるために、良い子でなければならないと決めつけられることもあるでしょう。

仕事をしていく上で、納得出来なくても自分の意見を押し殺さなければならないこともあるでしょう。

全部、本当の自分を突き通すことはすごく難しいです。むしろ、傷つくことの方が多いと思います。

このような思いをしてきた人は、ニックに深く共感できると思います。

もう傷つかないと決めたニックですが、物語が進んでいくうちに、どんなに頑張っても生まれながらの自分ではどうにも出来ない要素で評価されないジュディに、幼い頃の自分を重ねて、少しずつ心を開いていきます。

そして二人が真の相棒になった時、ズートピアの闇が晴れるのです。

悶々としている人に、ジュディの言葉が教えてくれる事

物語の最後、ジュディはスピーチでこう言います。

「自分を見つめ、自分を知り、自分を変えることから全てははじまるのです」と。


本当の自分はどうしたいのか、そもそも本当の自分とはなんなのか。

自分を見つめ、自分を知り、そして在りたい姿になるために自分を変える。

主題歌「Try Everything」の歌詞を日本語に訳すと、「私は諦めない、私は全てに挑戦したい、例え失敗することがあっても」とあります。

ジュディのように、どんな苦難にも挑んでいく勇気をくれる、力強い歌です。

 

何度でも挑戦して、たとえ挫けても、ジュディやニックのように自分を信じて、前に進もう。映画「ズートピア」は心からそう思わせてくれます。

前述しましたが、私は映画館でこの映画を5回見ています。

私がズートピアを見たくなる時は、ディズニーの楽しい映画が見たい時と、計算され尽くした上質の映画が見たい時。

それと、なんだか全部がうまくいかないなあって時です。

そんな時にズートピアを見ると、また頑張れる気がします。

ズートピアは何回見ても、その時の気分で全く違う印象になる映画です。

お家で繰り返し見て、いろんなズートピアを楽しんでください!
MovieNEXなら、いつでもどこでもスマホでも見ることが出来ますよ。


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