親が何も言わなくても勉強する子になってくれたらいいのに・・・。心の隅っこで、わが子に対してそんな理想を抱いたことはありませんか?
「そんなのウチの子は絶対無理」と諦めてはいけません。どんな子でも、行動を“習慣化”することで良い方向に伸ばせる可能性があるのです!
『マンガでわかる「続ける」習慣』(日本実業出版社)の著者であり、習慣化コンサルタントとして個人や企業への指導を行っている、古川武士(ふるかわたけし)氏にお話を伺いました。
最初はほんの少しでOK。毎日必ず決まったパターンで行い、達成感を得る
具体的に、どのようにすれば勉強を習慣づけることができるのでしょうか。古川氏のお話から5つのヒントをまとめてみました。
1.タイミングと場所を決める
朝やるのか夜やるのか、日によって時間帯がバラバラだと習慣づかない。場所も学校や図書館など、どこでやるのかを決めてパターン化する。
また、やる気になれる“モード”を考えることも大切。
“緊張モード”から“リラックスモード”への移行は簡単にできるが、“リラックスモード”から“緊張モード”への切り替えは、大人でもストレスがかかる。
勉強するモードにあり、TVなど外部からの“誘惑”が少ないタイミングを選ぶとよい。
2.小さく始める
習慣づけには大きなエネルギーが必要なので、最初のうちは1日5分でもできればOK。毎日必ず行うことを繰り返す。
それを当たり前のこととしてできるようになると、5分の時間を30分に伸ばすことは、それほど難しくない。少しの時間でよいので、とにかく1日のどこかに挟み込むようにする。
苦手なものから始めると苦痛になるため、得意なことからやるのも手。