森田さんは、これまで石原さんと二人三脚で
焼肉のたれ、塩ポン酢、ドレッシング、夏みかんジュースなど、
数々の秀作を世に送り出してきた。
共通していることは、
「価格を考えず、いいものを作る」
このことである。
そのため、五穀豊穣らー油は他社の製品と比べると、かなり高い。
原材料は、五穀(きび、はと麦、黒米、赤米、大麦)の他、
玉ねぎ、ニンニク、ゴマ、ゴマ油に加え、アミエビなど、主に国産を選んだ。
五穀やニンニクなどを菜種油で揚げることで香り、旨み、風味を醸し出している。
しかも揚げたおかげで、サクサクとした食感も愉しめる。

考案者の森田さんによれば、
「炊き立てのご飯にのせて食べるのがいちばんうまい」そうだ。
その他、パンにかけたり、パスタと和えても五穀豊穣らー油の風味を愉しめる。

五穀豊穣らー油好きな友人に教えてもらったユニークな食べ方がある。
油揚げを細く切り、油で揚げる。
これに五穀豊穣らー油と細切りにしたネギを混ぜたものをかけて食べるのだそうだ。
あるいはこんな食べ方も。
油揚げをフライパンに広げ、両面を焼く。
キツネ色になったら、とろけるチーズをのせ、五穀豊穣らー油をかける。
カリッと焼けた油揚げ。とろっとなったチーズ。サクサク感のある五穀豊穣らー油。
これらが渾然となって風味はもちろん、食感も愉快だ。
酒の肴にもなるし、おかずにもなる。しかも安い。
このレシピを教えてくれた友人によれば、これを焼き餅でやっても旨いという。

餅といえば、幼稚園の頃から親しんできた食べ方がある。
こんがりと焼いた餅に、バターと醤油をかけるのだ。
バターと醤油は、プロの料理人も認めるほど、最高の組み合わせとして知られている。
北海道の知人によれば、焼き餅のバター醤油は北海道の定番だそうな。
醤油の代わりに、五穀豊穣らー油を試してみることにした。
バターと油。太りそうだが、旨いものは旨い。
食べたらその分ウォーキングをすればいいのだ。