今回は、女優・川栄李奈さんのインタビューです

AKB48を卒業した後、『AZUMI 幕末編』で初舞台に挑戦。その後の女優としての活躍ぶりはご存知の通り。映画、朝ドラに声優まで、幅広い分野で活躍されています。

その川栄さんが、小山ゆう先生の人気漫画「あずみ」を舞台化した『あずみ 戦国編』で主演を務めることが決定しました。

この「戦国編」は、「幕末編」の前作にあたります。映画版は上戸彩さんが主演を務め、そして10年前には黒木メイサさん主演で舞台化されました。

そうそうたる顔ぶれが演じた「あずみ」として、もう一度舞台に舞い戻る川栄さん。

果たしてどんな思いでこの『あずみ 戦国編』に臨むのでしょうか?そして、アイドル、映画、ドラマと舞台の違いとは?もちろん、川栄さんの素顔にも迫ってみました。

では、いってみましょう!

『あずみ 戦国編』

『あずみ 戦国編』、見どころは500人斬り!

――よろしくおねがいします。まず、『あずみ 戦国編』、見どころはどんなところになりそうですか?

川栄「去年の『AZUMI 幕末編』では殺陣で350人斬りが見どころだったんですけど、演出家さんによると、今回は500人斬りになるみたいなんです。」

――おお、350人が相手でもすごいのに、500人とは!

川栄「殺陣がかなりすごくなると思います。稽古もすっごく大変なんですよ!」

――今回の原作になる小山ゆう先生の漫画「あずみ」、自分も読んでいたのですが、最初からかなりシビアな展開ですよね。

川栄「結構ツラいシーンが多いですよね。演出家さんも、幕末編より精神的にツラいシーンが多いかも…っておっしゃってました。」

――今年の『あずみ 戦国編』ですが、去年の『AZUMI 幕末編』とはどう変わってくるんでしょう?

川栄「去年はいきなりの主役でしたけど、今年は2回目なので、前よりはちょっと余裕がありますね。でも、お芝居の難易度は上がっているから…。全体的にレベルアップ出来たらいいな、と思いますね。」

『AZUMI 幕末編』より

「舞台は客席の誰からも見られてる。だから表現に気を付けないと」

――AKB48のメンバーとしてダンスの振り付けもかなり経験された川栄さんですが、殺陣と振り付け、似たところはありますか?

川栄「似たところはあります。でも、殺陣はかなり大変ですね…。覚えても、綺麗に型を作っていくのがかなり大変なんです。自分で鏡を見て合わせたりしなきゃいけないんですよ。」

『AZUMI 幕末編』より

――アイドルとしてステージに立つこと、役者さんとして舞台に立つこと、共通点や違いはどんなところでしょうか?

川栄「そうですね。お芝居をするのって、気持ちがちゃんと伝わるように、表現しないといけないんですよ。舞台も広いから、遠くにいる方にも見えるように、大きく動かないといけないし。」

――自分の動きが観客に伝わるように、という意識はされていますか?

川栄「舞台って、いろんな角度から見られるじゃないですか。映像だと一つの角度から撮られていたら、そこ以外の私の顔は誰にも見られないですよね。でも、舞台は客席の誰からも見られているんですよ。だから、自分が端にいるときも、表現に気を使っていないといけないですよね。」

――ドラマや映画という映像のお仕事もたくさんされていますが、映像と舞台では、また違った気の張り方が必要になりそうですね。

川栄「そうですね、舞台は常に気を張っていないと。間違えてもいけないし…。はける(退場する)場所とか、タイミングとかも間違えちゃいけないし。結構気が抜けないですね。」

「演じるのって、楽しいです!」

――舞台はその役柄に入り込むわけですよね。リセットする方法があったりしますか?

川栄「いや、すぐに切り替えられますね。特別なことをしたりはしないです。終わったら終わり、っていう感じで。」

――そうなんですね!気持ちの入った演技をされる方、というイメージがあったので意外です。

川栄「AKB48にいた時も、ステージに立つのは私のままではあるけど、ずっと笑顔でいたりして、割と作らないといけないですよね。そういうところから、すっと素に戻ることには慣れていますね。」

『AZUMI 幕末編』より

――なるほど、誰かを演じているわけではないけれど、ずっとステージの上の笑顔ではいられないですもんね。これからどんな分野でのお芝居をしていきたいですか?

川栄「映画をやりたいです。もちろんドラマも好きだし…。いろんな役がやりたいです。」

――これまでに出演されて、印象に残っている作品はなんでしょう?

川栄「やっぱり朝ドラ『とと姉ちゃん』ですね。すごく勉強になりました。リハーサルをする日が決まっているんですよ。そこで演技を固めていったりして。周りがベテランの方ばかりで、間の作り方とかも参考にさせていただきました。」

――演じるのって、楽しいですか?

川栄「…楽しいです!」

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  • 『AZUMI 幕末編』より
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