『母になるのがおそろしい』作者・ヤマダカナンさんに聞いた、“子育て世代に伝えたいこと”

2016.10.7 6:30

コミックエッセイ『母になるのがおそろしい』の作者・ヤマダカナン先生にインタビュー。男の子2人の母親であるヤマダ先生ですが、幼少期の辛い経験や母親との確執、自分自身の母性のなさから、母になることを躊躇していたと言います。そんな先生が、今子育て世代に伝えたいこととは?

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「いつも心に余裕がなくて、私は全然いいお母さんじゃないかもしれない、こんな私が子どもを産んでよかったのかな?」

母親としてプレッシャーの多い日々の中、そんな気持ちを抱えたことはありませんか?

今回は、コミックエッセイ『母になるのがおそろしい』(KADOKAWA)の作者ヤマダカナン先生に、インタビュー。

今では漫画家として活躍する一方、2人の男の子を育てる母親であるヤマダ先生ですが、幼少期の辛い経験や母親との確執、自分自身の母性のなさから、母になることを躊躇していたと言います。

そんなヤマダ先生が、今子育て世代に伝えたいこととは?

母親との確執で胸の奥にしまった感情

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――コミックエッセイ『母になるのがおそろしい』の中では、幼少期からの母親との確執が描かれていますよね。ヤマダ先生が子どもを産む前に、母親に抱いていた感情ってどんなものだったのでしょうか?

ヤマダカナン先生(以下:ヤマダ):意外に思われるかもしれませんが、親元を離れてから子どもを産むまでは、母親に対してほとんど何も思っていなかったんです。

1年に1回会うか会わないかなので、そんなに母親に対してあれこれ考える機会もなくて。

というより、考えないようにしていたという方が正しいかもしれませんね。

幼少期も頭ごなしに怒鳴られたり、大人になってからも話してほしいことをごまかされたり嘘をつかれたりしていたので……。

「母親に対して今さら何かを思ったり、話したりしたところで、母親は変わらない。だったら私の意識を変えるしかないんだ」って、ある意味あきらめていました。

――自分の中にある母親へのマイナスな意識を閉じ込めていた、ということでしょうか?

ヤマダ:そうだと思います、思考を停止させていたというか。でもやっぱり、考えないようにしていても確実に影響はしているんですよね。

頭ごなしに怒られたり、自分のやりたいことをさせてもらえなかったり、話を聞いてもらえなかった経験からか、今でも自己肯定感の低さというのは自分自身で実感します。

だから子どもを産んで育てるという行為に対しても、「私なんかができるわけがない」って思っていました。

あと、産んだら母親みたいな子育てをしちゃうんじゃないかっていう不安も大きかったですね。私にとって母親のロールモデルは私の母親しかいないので、怖かったです。

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