3.彼のスマホから“知らない人”が電話してきた

「不倫を今すぐやめようと思ったのは、私のスマホに知らない人から着信があったとき。

彼の番号だったのでいつも通りに出たら、受話器の向こうは沈黙していて『どうかした?』と訊いても返事はなく。

明らかに人の気配はするのにおかしいと思ったらハッとなり、慌てて切りました。

時間帯も既婚の彼が家にいるタイミングだし、もしかしたら奥さんがかけてきたのかも、と思うと怖くてたまらなかったです。

かけ直す勇気はないし、もし奥さんだったら私とのLINEを読んでいるかもしれないからメッセージも送れないし、どうしようと思いながら眠れませんでした。

次の日にまた彼の番号から着信があり、昼間だったからおそるおそる出てみると彼で、昨日のことを話しました。

『履歴には残っていないけど』

と言われたけど、わざわざ消したのだろうなと思うとそれもまた恐ろしくて……。

LINEを読まれていたら不倫の証拠はばっちり握られているわけで、不安に耐えられずに彼とはすぐ別れました。

いつか彼の奥さんが怒鳴り込んできたらどうしよう、と今でも怖いです」(31歳/総務)

自分のほうはしっかり不倫を隠していても、相手の既婚者がどうしているかまでは管理できません。

不倫のリスクは、既婚者の場合すぐ近くに配偶者がいて、あやしまれたらスマホのチェックなどができてしまう環境にもあります。

相手のLINEなどにメッセージが残っていれば、それが動かぬ証拠となってこんなおかしな“確認”をされることも。

不安になっても、不倫を選んだのは自分です。その結末は、先の見えない恐れとなって自分を縛り付けるのが現実だと心得ましょう。

「安全な不倫」などありません。人目をはばかるような関係は、注意していてもいつ何処で誰に見られるかわからず、またお互いの周囲でどんなつながりがあるのかもわかりません。

不倫が知られている可能性に気がついて、すぐ別れることを決めても後の祭り。

その不安や恐怖は後々までつきまとい、不倫の事実はいつまでも消えないのが現実です。

みずからこんな不利な状況を抱え込まないよう、不倫のような不毛な関係は避けるのが賢い女性といえますね。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line