銀座には歴史ある老舗の和菓子店が数多くあり、手土産にすると和菓子好きの方に喜ばれるのは間違いありません。

しかしその一方で銀座の老舗和菓子店というと、なんとなく敷居が高そうなイメージがありませんか?

また和菓子は洋菓子にはない独特の甘みや舌触りがあり、それが苦手な人も案外多いもの。そんな人にとって銀座の老舗和菓子は、敬遠してしまう存在かもしれません。

しかしイメージとは裏腹に、銀座の老舗和菓子は歴史を重んじながらも、時代に合わせて日々進化をしています。

これまでの和菓子では使わないような斬新な食材を活用することも多く、苦手な人でも食べたくなるようなものが増えているのです。

今回はそんな老舗店の進化系和菓子から歴史を重んじた定番まで、手土産・お土産にオススメの和菓子を5品ご紹介します。

1:銀座菊廼舎「ハート日和」 1,080円(税込)

創業は明治23年。こちらの二代目店主が考案したのが、現在も看板商品として根付いている、「冨貴寄(ふきよせ)」です。

冨貴寄は茶事のもてなしにふるまう干菓子をアレンジしたもので、和風クッキーや金平糖、和三盆糖、落雁など30種類の干菓子が詰合せになっています。

とても歴史あるお菓子ですが、この見た目のかわいらしさで現在SNSなどでも話題になっているとか。

和風クッキーで使用されているのは植物油。バターなどの動物脂は使っていないので、食感の軽さが特徴です。

また歴史を重んじる一方、こちらは時代とともに移り変わる味の流行にも敏感。ココナッツなど、これまでの和菓子では決して使わないような食材も柔軟に取り入れ、現代でも愛される味を追求しているのだそうです。

花びらがモチーフのパッケージもキュート。こちらはイラストレーターのおおたうにさんがデザインを手掛けているそうです。

またお菓子ひとつひとつを詰め合わせるのは、熟練した職人の手によるもの。だからこそワクワクするようなかわいらしさが生み出されるのだと感じます。

2:銀座萬年堂「百果」1,296円(税込)

創業は元和3年(1617年)。もとは京都寺町三条にて御所や寺院などに菓子を納めていたそうですが、明治5年遷都に伴い東京に移転。その後は震災と戦災で店舗が消失し、銀座に移転という、日本の近代史とともにお店の歴史を刻んでいます。

しかしそんな銀座萬年堂が手掛ける羊羹「百果」は、かなり斬新! こちらは「ドライフルーツ羊羹」で、レモン風味の羊羹に黒イチジク、パイン、みかん、トマト、ショウガのドライフルーツが入っているのです。

甘さが控えめで、フルーツの爽やかさがとにかく上品。羊羹は和菓子が苦手な人にはハードルが高いお菓子ですが、これならそのハードルは超えられます。

「百果」は「ドライフルーツ羊羹」のほか、黒糖羊羹にクルミ、カシューナッツ、アーモンドが入った「ナッツ黒糖羊羹」と、ほうじ茶羊羹に甘納豆が入った「ほうじ茶甘納豆羊羹」のラインナップも。

これこそ和菓子が苦手な人にこそ食べて欲しい、そんな逸品です。