子育てで一番大変だった時期はいつだったか、を先輩ママに聞いてみると圧倒的に多かったのが0歳時ですが、次に多かったのは意外にも「小学生の時期」です。

1歳や2歳時の子育ても、まだまだ大変なことが多いですが、それ以上に小学生の子育てが大変なのはなぜでしょうか。

そこで今回は、どんなことが一番辛かったのか、それを乗り越えた今どうなったのかについて先輩ママに聞いてみました。

行動範囲が広がり、自分でやれることが増える小学生!しかし中途半端さがママ達の苦労に・・・

子育てを振り返り、小学生の時期の子育てが一番大変だったと言うママ達からは、大人と違い何でも1人で完結できない「中途半端さ」が大変だという声が聞こえてきます。

小学生になると行動範囲が広がり、大人の目が届かないところで勝手に行動しだすため、イライラしたりヒヤヒヤしたりすることが増えるようですが、実際にどんなことが大変なのでしょうか。

自立心が芽生え始める

子どもにもよりますが、小学生になると、何でも自分で考えてやろうとします。その姿はとてもたくましく成長を感じますが、小学生の「考え」や「行動」は大人から見れば非常に甘く、後先を考えない行動にイライラしてしまいます。

自転車に乗ってどこまでも行ってしまったり、時間を忘れて友達と遊んでいて行方不明になったりと、小学校4年生くらいまでは心配事が多く気苦労ばかりでしたと話すのはSママ。

あれもダメこれもダメと抑えつけてしまい、自立を阻害してしまうこともよくありませんから、最低限のルールを決めたところ少しは解消したそうです。

現在お子さんは中学校1年生だそうですが、6年生くらいになるとこれまでの失敗を元に少しは考えた行動ができるようになり、イライラすることが減ってきたとSママは言います。

小学生になるとある「1次反抗期」

子どもによって個人差はありますが、小学生は1次反抗期の時期とも重なります。忙しい日常の中「うるせ~」「はいはい」など言われるとイラっとするものです。

しかし反抗期は順調な成長の証、ほとんどの小学生が通る道ですから理解してあげて、と話すのは現在お子さんが高校生のNママ。中学生も小学生とは違う反抗期があるようですが、小学生の反抗期は可愛いもの。

親がコントロールできるようなものではありませんから、親子で喧嘩になるような言い合いはやめ、自然におさまるのを待って、とNママは言います。

友達とのトラブルに関わらなければならない

学校から帰ってきて元気がなかったり、怒りながら帰ってきたりすると頭をよぎるのが「友達と何かトラブルがあった」ということです。小学生になると細かいところまで目が届かなくなるため、学校で何があったのか分からなくなりますが、見て見ぬふりをするわけにはいきません。

まずは子どもが何か言ってくるのを待ち、子どもの行動に問題があれば正してあげる必要がありますし、友達に害を与えてしまったなら、相手の親や学校の先生に連絡をするなど、親として関わる必要があります。

面倒くさいことのように思われますが、これも成長の一環。悩んでいるのは自分だけではありません。お互いさまの気持ちで子どもにも相手方にも接して、と多くのママ達は言います。高学年になれば、自然と子ども同士で解決できるようになるようですよ。

子どもの友達が遊びにくる、遊びに行く

親目線で言うと、子どもはいつでも外で元気よく遊んで欲しいと思うものですが、真夏や真冬、梅雨の時期だと遊び場がなく、約束をしていたわけでもないのに、なりゆきで突然友達を連れてくることがあります。突然連れてきて追い返すわけにもいかず大変でしたと語るのはUママ。

急ですから、掃除はしていない、おやつも用意していないという状況でしたが、そんなことはお構いなし、子どもは遊び場さえあればいいのです。

ですが、お家遊びは様々な面で子どもへの配慮が必要ですし、お友達からお友達の親へどう伝えられるかも気になります。

また我が子が友達の家に勝手に遊びに行くことも親としては気がかりですが、高学年になると塾や習い事で忙しくなる友達も増えるため、悩む回数は減ってきますから、それまでは上手く付き合ってとUママは言います。