3:離婚についてカウンセリングを行っているところ

NPO法人などの講座を受講して資格を持っている、いわゆる「離婚カウンセラー」と呼ばれる人たちも、離婚に悩むときは心強い存在です。

離婚についてカウンセリングを受けるメリットは、中立的な立場で今の状況を見てもらえるほか、夫婦仲を改善する道が残されているときはアドバイスをもらえたり、離婚を進める場合は失敗しないやり方を教えてもらえたりなど、こちらの気持ちに寄り添った話が聞けること。

多くの場合有料ですが、周りに親身に話を聞いてくれる人がいないときなどは、ひとりで悩まずカウンセラーに打ち明けるほうがまちがいのない道を選択できることもあります。

無料でカウンセリングを受け付けているNPO法人などもあるので、話しやすいところを探してみましょう。

そのカウンセラーにはどんな実績があるのか、団体ならこれまでどんな運営をしてきたのかなど、頼る前には相手側の情報をしっかり見ることも大切です。

4:法テラスなど、法律について無料相談を受けられるところ

たとえば子どもがいる場合、離婚には同意してもらえたけど親権で争うことになったり、財産分与の仕方がわからなかったりと、法的な手続きについて悩むときもあります。

弁護士は法の専門家であり離婚のときも正確なアドバイスをくれますが、そのぶん依頼にはお金がかかるのがネック。

法律について悩んだときは、全国に設置されている「法テラス」の無料相談を利用したり、自治体が行っている法律家による面接相談に申し込んだりと、身近な制度を頼るのもひとつの方法です。

特に国によって設立された法テラスは、いろいろな法的トラブルの解決に向けて的確な情報を提供してくれるほか、弁護士に依頼したくてもお金がないときに一時的に立て替えてくれるなど、利用しやすいのがメリットです。

身の丈に合わないと思いがちな弁護士の存在ですが、介入してもらうことでスムーズに離婚が進む場合も多く、まずは相談して客観的な意見をもらう機会を作ってみましょう。

いざ離婚について考えると、話し合わないといけないことや手続きの多さなどで混乱するケースをよく見ます。

そもそも本当に離婚するべきかどうかなど、迷いがあるときはほかの人の意見を聞いてみることも冷静になるきっかけです。

誰に相談する場合でも、忘れてはいけないのは「信頼できる相手かどうか」。

離婚のように人生を左右する一大事は、適切な答えをくれる人を見極めて頼ることも、まちがいのない選択には欠かせないといえます。

ひとりで抱え込んで苦しいときは、思い切って外の世界の力を借りることも忘れてはいけません。

プロフィール:37歳で出産、1児の母。 これまで多くの女性の悩みを聞いてきた実績を活かし、 復縁や不倫など、恋愛系コラムライターとして活躍中。「幸せは自分で決める」がモットーです。ブログ:Parallel Line