DEZERT

1月29日、東京・新木場Studio CoastにてDEZERT主催フェス「This Is The “FACT”」が開催された。

DEZERTはあえてこの日を「フェス」と銘打ったわけだが、ミュージシャンが主導するフェスといっても、たとえば昨年のVISUAL JAPAN SUMMIT、一昨年のLUNATIC FEST. などなど…規模や意図もさまざまだ。

大御所が旗を振るのではなく、若手バンドが中心となって、百戦錬磨の強豪たちに勝負を仕掛けるという構図は、とくにこのシーンでは珍しいのでは。

この日出演するバンドはA9、NOCTURNAL BLOODLUST、LM.C、アルルカン、MUCC。
DEZERT流の「フェス」はどんな1日になるのだろうか。

A9

A9

スクリーンに「A9」のロゴがあらわれ、SEが流れるとNao(Dr)、ヒロト(G)、虎(G)、沙我(B)、将(Vo)が颯爽と登場。「最初から飛ばしていこうか!」と気合充分の将。

『九龍-NINE HEADS RODEO SHOW-』でスタートを切り、続いて『ヴェルヴェット』と初期からの人気ナンバーを繰り出していく。曲間で「みなさんの光を…」と将が呼びかけると、スマートフォンやペンライトの光がフロアを照らし、幻想的な光景を作り出す。

「初めから休ませないぞ!」と虎のギターをバックにハンドクラップを先導する将。『極彩極色極道歌』でさらにテンションは高まっていく。

「こんばんは、A9です。栄えあるトップバッターを仰せつかいました」と挨拶する将。DEZERTとは1月の名古屋での2MANライブや、将自身セッションイベントでDEZERTの楽曲をカバーする機会があったことで”急接近”していると語る。「DEZERTの好意にこたえたく、前座かもしれませんが思い切り力を貸してもらえませんか?」とニヤリ。

そして2月にリリースされるという新曲『MEMENTO』を披露。ハードな中に透明感のあるサビが印象的なナンバーだ。

Naoのカウントから始まる『birth in the death』ではヒロトと虎のギターが空間に広がっていき、沙我のベース音が響き、音の一つ一つがじっくりとフロアに浸透していく。

MCタイムでは「滑舌の悪いボーカル」(将)、「中打ち(まで残っているメンバーが自分しかいない)のヒロト」、「誰よりも遅く来て誰よりも早く帰る男」(虎)、福島弁で自己紹介する沙我……と、メンバーそれぞれが個性豊かな自己紹介に湧く観客。

そしてドラムセットから離れてステージ中央に立ち「空前絶後のォーーー!」と、年末に大ブレイクしたお笑い芸人・サンシャイン池崎のパロディで自己紹介するNao。あわや遅めの新年会のような雰囲気になりかけるも「MC長すぎてあと1曲しかできない」という展開になり、『闇ニ散ル桜』で幕を閉じた。

新旧混じった楽曲、緩急あるテンション、激しさの中にもどこか気品のあるバンドの個性を感じさせてくれた。

セットリスト

1.九龍-NINE HEADS RODEO SHOW-
2.ヴェルヴェット
3.極彩極色極道歌
4.MEMENTO
5.birth in the death
6.ANIMUS
7.闇ニ散ル桜

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