名作「すべらないメモ」でお馴染のビジョンクエストで見つけたのが「はんこ付箋」294円。「済」とか「急」とか「秘」とか「重要」とか「至急」とか「FAX済」といった、よくスタンプにあるものを付箋化したもの。重要、とスタンプした書類が重要でなくなったのに他の人に渡さなければならない時、FAXして「FAX済」の印を捺した書類を、別の所に送らなければならなくなった時、スタンプでなくシールだったら、いくらでも貼り替えて使える。それが製品コンセプトの、剥がせるハンコなのだ。

 

突然、相当な変わり種をご紹介。四国は高松の名産に庵治石というキレイな石があって、その石を使った文房具の数々。メモパッドを貼り付けて使う「Memo Stand」、ペンを水平に置けるように、ホルダー部分の太さを微妙に調整出来るように作られている「Pen Stand」など、とてつもなく丁寧に、デザインも抜かりなくて、仕上がりもキレイで、でも、だからどうしようか、というような製品群だ。ところが、見れば見るほど、その製品としての凄みは伝わってくるから不思議。

 

セロテープを装着して使う「Tape Stand」がまた力作。ネジを使ってテープ幅を問わず使えるようにした工夫や、円形のテープカッター部など、細部の凝りようが堪らない。これらを作っているのは、株式会社ダイテツAZIS事業部。覚えておいた方が良い名前かも知れない。あ、写真のテープスタンドの向こうに見えるのは「キースタンド」。単に鍵を掛けておく場所。大袈裟な造形と、機能のシンプルさのアンバランスさが、もはや凄いというか、もう欲しいとさえ思う。