既婚で子どもなしの担任の先生の話題

子どもが進級してクラス替えのタイミングで、20代の既婚で子どもがいない女性の先生が担任になりました。

やさしくて子どもには人気のあった先生なのですが、子ども同士のトラブルをうまく解決できない対応や、子ども達の授業態度を正せない対応に、保護者の不満が日に日に増してきた頃、ママ同士が交わした会話がこうです。

「あの先生、自分に子どもがいないから、子どもの気持ちが分からないし、子どもへの対応の仕方も分からないんだよ~」

それを聞いた子どもは「子どもがいない先生=子どもの気持ちが分からない人」と思ったらしく、先生に対し「先生は子どもがいないから、俺たちの気持ちなんて分からないんだよね~」といじめっ子発言をしてしまったそうです。

それをきっかけに担任の先生は精神的に病んでしまい、休職になってしまったということが実際にありました。

保護者の立場としては、気持ち的に分からないでもありませんが、子どもが聞いている前でそのような発言をすることはいけませんね。

このように、子どもは本来素直ですから、大人の会話をそのまま受け取る場合もありますし、勘違いを起こし、言葉をはき違えることもよくあります。

これは子どもに聞かれたら絶対にマズいと思う内容は、子どもがいないことを確認して話をしたり、聞こえないように小声で話をしたりする場合が多いですが、日常的な何気ない会話についてはそこまで意識はしないものです。

しかし、大人の会話をよく聞いている子どもはいつも近くにいることを意識していれば、今回のような子どもを巻き込むトラブルには発展しません。

子どもをいじめっ子にしてしまわぬよう、今日からママ友同士の会話にも注意したいですね。

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。