7.野菜がしんなりしてきたら、野菜が浸るくらい水をたっぷり入れて煮る。

【奥野ポイント】
イタリア料理の基本のだし汁「野菜のブロード」を作る
野菜や肉の味を水分に移してあげながら、やわらかくしていく
パスタが茹で上がるまで、時間が許す限り煮込む

8.全体が煮詰まってきたら味見をする。

【奥野ポイント】
味見は大切。味見しないシェフはシェフじゃない!

9.ケチャップをなべ肌に沿って流し込む。

【奥野ポイント】
ケチャップのえぐい酸味を飛ばして食べやすくまろやかにするため、なべ肌に沿って流し込む

10.ウスターソース、しょうゆを入れて引き続き煮る。

【奥野ポイント】
水分を飛ばしたいので、強火をキープ
強火を怖がらずにワイルドに!

11.ソースにパスタを入れて、香りづけのエキストラバージンオイルを入れる。

12.フライパンをあおる、またはトングなどで混ぜる。

13.フライパンから音がチリチリと聞こえてきたら、火を止めてチーズを上からかける。

【奥野ポイント】
「チリチリ」という音はほかのパスタではよくないが、「ナポリタン」の時にはOK。ソースの甘さや苦みが出てきて焦げていい

14.好きな量をお皿に盛り付け、上からチーズとブラックペッパー、香りづけのオリーブオイルをふりかけて完成!

パスタの王道といえば「ナポリタン」。

普通に作るとケチャップの酸味が気になったり、少し子ども向けの味つけになってしまうことも多いかもしれません。

奥野シェフから教えていただいたポイントはいくつもありますが、お水を入れてお野菜のだし汁を作るようにしっかり煮るのがポイントですね。あとは、太めのパスタと強火でワイルドに。

どんな具を入れても楽しめる「ナポリタン」。
奥野シェフのレシピで、ぜひお試しあれ。

実際に作っている様子や、名店のウラ側は、動画をチェックしてみてください。

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