家を出た妻は何をして過ごしている?

さて、家を出た妻は実家に帰り何をして過ごしているのでしょうか。

両親や友人に夫の不満をぶつけストレスを発散しながら、さぞかしパーっと遊びほうけているのかと思いきや実際のところは違いました。

1位 「特に何もせず、お互いの気持ちが落ち着くのを待った」(47.4%)
2位 「親や友人に愚痴をこぼしたり、相談に乗ってもらったりして過ごした」(45.1%)
3位 「離婚や離別を視野に入れ、念のため(弁護士費用の調査など)準備をした」(12.8%)
4位 「ここぞとばかり、羽を伸ばして遊んだ」(10.5%)
5位 「つい浮気をしてしまった」(3.0%)

SUUMOジャーナル「「実家に帰らせていただいた妻」は、実家で何をしているのか?

1位~3位を見ても分かるように、親や友人に愚痴をこぼしながらも、関係修復に向けて気持ちを整理したり、次の行動への準備に充てるなど、意外におとなしく粛々とした日々を送っていることが分かりました。

やはり別居は冷静になり本来の自分の気持ちを取り戻すきっかけとなるようで、ハメを外したような不貞行為は慎む傾向にあるようです。

また別居中の不貞行為が今後の人生を大きく変える可能性があることも、冷静であるがゆえにちゃんと理解し行動しているということでしょう。

別居を経た夫婦のその後の関係性は?

最後に気になるのが別居を経た夫婦がその後どうなっているのか、だと思いますが、アンケートの結果、全体の2割強が関係を修復できずに離婚に至っていることが分かりました。

また「離婚はしていないが、一緒に暮らしながらも関係修復はしていない」「関係修復できず今も別居状態が続いている」という状態を合わせると、全体の4割が修復していないという現実から、別居が関係修復において良い結果を生み出すとは限らないことが分かります。

まとめ

このように、別居を決意し実家に帰った妻は、意外にも関係修復に向けて気持ちを整理したり、次の行動への準備に充てたりと、おとなくしく粛々とした生活をしていることが分かりました。

関係修復を目的とした別居、離婚を前提とした別居など、別居をする理由はさまざまですが、いずれにせよ別居期間中の行動は地味な印象を受けます。

「別居」はストレスから解放され、関係修復に向けてお互いが冷静になれる良い機会だと思われがちですが、一度踏み切ってしまえば、以前よりも大きな溝を作ってしまうことになり、修復できなくなってしまう可能性もあります。

ですから、別居してからではなく、踏み切る前こそ冷静によく考え行動に移すべきではないでしょうか。

<参照>SUUMOジャーナル「実家に帰らせていただいた妻」は、実家で何をしているのか?

ライター。不動産会社に10年ほど在籍し、賃貸営業、賃貸事務、売買仲介、売買仲介事務、不動産管理営業、不動産管理事務など幅広く経験。現在も不動産会社で勤務しており、おもに賃貸仲介をメインで活動中。好きな言葉は、「根拠のない自信はおおいに結構。それを裏づける努力をするべし」。二児の母でもある。