もうすぐ小学校に通うお子さんがいらっしゃるご家庭では、ママやパパの間で「そろそろランドセルを買おう」という話が出ることもあるのでは。

そこで今回は、ランドセルをどんな基準で選べば良いのか、軸となる4つの目安をご紹介します。

ご家庭のなかには、いよいよ小学校にあがる年齢のお子さんをお持ちの方もいらっしゃいますよね。新入学生で用意するものの定番といえば、「ランドセル」です。

最近では“ラン活”という、ランドセル選びの活動を表す造語も出てくるようになりましたが、初めてのランドセル選びは、何から手をつけていいのかわからないという方もいるはず。

気合が入っているママやパパの場合、好きなブランドのランドセルを購入しようと、かなり早い段階からカタログを取り寄せて“ラン活”をするご家庭もあるようですし、そこまでこだわらずに「子どもにフィットするものであれば良し」というご家庭はそのときに探したなかで最適なランドセルを購入する場合もあります。

各ご家庭によっての視点はさまざまではありますが、ここでは、どんな基準でランドセルを選べば良いのか、スタンダードな軸となる「4つの目安」をご紹介しましょう。

これで安心! 初めてのランドセル選び

 1.価格帯の目安を考える

「ランドセル」とひとくちに言っても、定番の王道メーカーのものや、アパレル系ブランドが発売するもの、工房系のものとたくさんの種類があって迷ってしまうこともあるかもしれません。そんなときに、ランドセル選びの目安のひとつといえるのは、価格です。

とにかく手軽に揃えたい場合は、3万円未満のランドセルもありますし、ブランドのものだと10万円を超えるものも。

「安い」「高い」という捉え方は、ご家庭によっても違いがありますので、どのぐらいの価格でどんなランドセルだったら子どもに持っていてほしいのか、いろいろなものを見てからある程度の価格帯の目安を持っておくといいでしょう。

高級ランドセルだからといって、雑な使い方をしていれば壊れることもあるかもしれませんし、安価なランドセルだからといって長持ちしないとも言い切れませんが、価格によって機能差がある場合も。

とはいえ、多種類から選び出すには、価格帯での線引きをしておくといいでしょう。

2.子どもの体に負担にならないか(重さ・機能性)

ランドセルは、よく「軽いものがいい」という声を聞きます。1年生から6年生と、子どもの成長期にあたる時期に使用するランドセルは、なるべく体の負担にならない重さや機能性を兼ね備えたものが好ましいもの。

子どもの体格には個人差がありますが、とくに体が小さい低学年の頃は、重いランドセルを背負って通うことが苦痛になることがあります。毎日使うものなので、最初は小さな負担だったとしても、その積み重ねで体に影響が及んでしまうことも。

筆者は昔、両親が用意してくれた天然皮革のランドセルを使用して登校していましたが、重く感じるうえに雨が降ると染み込みやすかったため、あえて人工皮革のランドセルに変えたことがありました。

両親の気持ちには感謝しかありませんが、実際に使ってみると、予想外のこともあるかもしれません。

素材には、強度の高い牛革、耐久性のあるコードバン(馬の臀部の革)、軽量でお手入れがしやすいクラリーノの3種類があります。

機能面では、肩ベルトや背中のクッション部分のフィット感、背カン(肩ベルトとランドセル本体をつなぐパーツ)、A4フラットファイル対応サイズかどうかなどをチェック。

背カンは動きに合わせて動く、可動式のほうが体への負担が少なく、A4フラットファイル対応サイズだとファイルを折り曲げずに入れやすいというメリットがあります。