寧夏夜市の南橋の圓環のすぐそばにある老舗愛玉屋台「圓環阿勝愛玉」にはオレンジジュースやレモンジュースもある

台湾での食べ歩きに欠かせないスイーツ第3弾。今回も夏に美味しい、ひんやり伝統スイーツを集めてみた。

首都台北は9月、10月まで夏真っ盛り。高雄、台南ともなれば12月でも半袖だ。夏のスイーツの出番はまだこれから。

今回は「この店にこんなスイーツがあったのか!」「その手があったか!」という意外性あるものも盛り込んだ。

甘さを抑えた台湾伝統スイーツだからこそ、屋台グルメの食べ歩きと一緒に楽しめる。

水果盤(スエグオパン)

台南「清吉水果」のフルーツプレート。ミックスフルーツにはマンゴーが含まれないので別に注文を

南国台湾はフルーツ大国だ。憧れのマンゴーのシーズンは6月頃から8月頃まで。よく熟れたオレンジ色の皮とつややかな黄色い果肉、とろけるような甘みとジューシーな肉質がたまらない。

また、ライチのシーズンはさらに短く、5月から6月がピーク。皮が黒っぽくなったものが甘くて食べごろだ。旬なものは汁気がっぷりで砂糖のように甘みが強い。

台南や高雄では、スイーツ店と並ぶほどフルーツ店が多い。食物繊維たっぷり、ビタミンCも豊富なフルーツは、体にいいこと尽くしだ。カットフルーツ店だけでなく、八百屋さんの店先に並んだ果物も、店員に頼めばカットしてくれることが多い。

清吉水果(チンジースエグオ)
台南市府前路一段294號 TEL:06-2271608
10:00~25:00 第2・第4日曜休

冰淇淋(ビンチーリン)

「永富冰淇淋」の3球アイスクリーム。これで35元という安さ。味の組み合わせを考えるのが楽しい

台北の下町、艋舺(万華)と若者の街・西門町のちょうど真ん中くらいの場所に、古いアイスクリーム店がある。艋舺や西門町は歴史のある街だけあって老舗が多い。

ここ「永富冰淇淋」も終戦の年に創業したので、すでに70年以上の歴史を誇る。店構えもレトロで、まるでタイムスリップしたようだ。小さなスクープのアイスクリームが3球セットで1人分。これで35元という驚きの安さ。

フレーバーはちょっと変わっていて、バニラやイチゴ以外に、ピーナッツ、梅、パッションフルーツなどがあり、いかにも台湾らしい。シャーベットに近いさっぱりとしたアイスクリームなので3球くらいはペロリといける。

3つ重ねて食べるので、3種類の味のバランスも考えながら注文したい。

永富冰淇淋(ヨンフービンチーリン)
台北市貴陽街二段68號 TEL:02-2314-0306
10:00~23:00 無休

豆花(ドウホァ)

豆漿店「四海豆漿大王」のシンプルながらも濃厚な豆花

日本人旅行者に人気の高い、おなじみの豆花。今回は台湾では珍しく朝食を扱う豆漿店で見つけた豆花をご紹介したい。豆乳を売っている朝食店が、同じ豆乳から作る豆花を扱うのは合理的なのだが、豆花を置いている朝食店は少ないのだ。

台北駅の駅裏エリア(長安西路)にある「四海豆漿大王」は、小籠包や饅頭など通常の朝食メニューも充実しているが、ほんのり甘い豆乳が食べられる。

豆漿店らしく味はシンプル。大豆の香りが濃く、そこに柔らかく煮込まれたピーナッツだけがトッピングされている。豆乳や豆花で朝からイソフラボンをたっぷり摂って、旅行中も美容意識を高めていこう。

 

四海豆漿大王(スーハイドウジャンダーワン)
台北市長安西路29號 TEL:02-25562785
4:00~21:00 無休

紅豆/緑豆(ホントウ/リュウドウ)

かき氷に豪快に乗った「鐘家緑豆湯大王」の紅豆と緑豆。山盛りだが、甘さ控えめなのでどんどん食べられる

小豆と緑豆は台湾スイーツに欠かせない材料だ。甘く煮てトッピングに使ったり、お汁粉として食べたり、ミルクと混ぜてシェークにしたり。

高雄の「鐘家緑豆湯大王」には「紅豆」と「緑豆」の両方の看板が大きく掲げられており、温かいスープや冷たいかき氷など楽しみ方はいろいろ。

炎天下の高雄で、紅豆緑豆練乳かき氷をいただいた。真っ白なかき氷の上に山のように乗せられた豆と練乳のコラボがみごと。この店の紅豆には、小豆や金時豆など、大きさの違う豆が入っていて食感が楽しい。日本のあんこほど甘すぎないので食べ続けても飽きないのがいい。

斬新なのはあんこに牛乳をぶっかけただけの紅豆牛奶(あずきミルク)。ミルクに小豆の甘みが溶けてデザートに早変わり。日本でも家庭で試してみたくなる一品だ。

鐘家緑豆湯大王(ジョンジャーリュウドウタンダーワン)
高雄市青年二路160號 TEL:07-2711616
9:00~24:00 月曜休

芋圓(ユーユエン)

じゃりじゃりと大きめの氷に仙草ゼリー、芋圓、ドライマンゴーをプラスしたさっぱりデザート。「阿斌芋圓」

おなじみの九份で絶大な人気を誇る伝統スイーツに芋圓がある。タロイモ(紫)とサツマイモ(黄色)の2色の団子を煮てお汁粉やかき氷にトッピングする伝統スイーツだ。

この人気の2色団子を使ったスイーツを出しているのが台北裏駅の路地にある。阿斌芋圓」。

店構えは小さいが、味は絶品。豆花、仙草など他にもメニューはあるが、かならず芋圓をトッピングしよう。ふっくらと大きめのタロイモ団子とサツマイモ団子は、モチモチとしか食感や甘さがほどよく、食べごたえもある。

この店は、九份の人気店「頼阿婆芋圓」(ライアーポーユーユエン)からのれん分けされたた唯一の店。九份に行かなくても、本格的なタロイモ団子が台北駅のすぐそばで食べられる。

 

阿斌芋圓(アービンユーユエン)
台北市長安西路220巷5-1號 TEL:02-2555-6079
10:00~16:30 日曜休