美しい世界を映画館で体感してほしい

撮影/友野雄

荒木監督自身も、チャレンジだという『バブル』。その作品で信頼できる声優陣に演じてもらいたいという一方、今までみたことがないようなキャラクターを演じてほしいという思いがあったという。そんな監督と宮野は現場でどのような言葉を交わしたのだろうか。

「梶(裕貴)くんと千本木(彩花)さんと一緒だったんですけど、僕らが並んで座っているのを見て監督が嬉しそうにしているのが嬉しかったですね。で、『はあ、すごいね』って言っていました。いや、あなたが集めたんですよ、と思いながらも、自分が監督にとって特別な存在になっていたら嬉しいですね。

先にも言ったように、シンさん役には戸惑うところもあったので終わったあとに『大丈夫ですかね』って聞いたら、『すごくかっこよかったです』と言っていただけて。新たな一面を引き出したい、ということからの『かっこよかったです』ということで非常に安心しました」

撮影/友野雄

そして、今回の作品について参加できた喜びをこんなふうに語った。

「チャレンジをするときというのはいろんな心配や不安なことがあると思うんです。そんなときに呼んでいただけたというのはすごく嬉しいですね。少しでも不安を取り除くための安心材料としての存在にもなれているのは光栄だな、と思っています」

最後に、映画『バブル』の見どころについて聞いた。

「物語としては、もちろん作品の中で大きなうねりを見せているんですけど、最終的にはすごく爽やかな気持ち、清らかな気持ちにしてくれる映画です。

見終わったあとにそれぞれ感じる部分はあると思うんですけど、『バブル』というタイトル通り、とても綺麗に残ってくれるんですよね。映画を観た人はきっと清らかな気持ちで帰れると思う。この美しい世界観を映画館に体感しに来てほしいな、と思います」

少年たちの躍動、ピュアな恋。そして、新たに引き出された宮野真守の魅力が発揮される現場に立ち会ってみてほしい。

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映画『バブル』は公開中。

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宮野真守さんサイン入りポラ

大阪府出身。大学卒業後、フリーランスのライターとして執筆活動を開始。ゲームシナリオのほか、インタビュー、エッセイ、コラム記事などを執筆。たれ耳のうさぎと暮らしている。ライブと本があったら生きていける。