ヤマハ、「VOCALOID」シリーズ初の男性ユニット「ZOLA PROJECT」の発売イベントを開催

2013.6.24 19:25配信
左からヤマハの剣持リーダー、浅倉さん、森さん、瀬戸プロデューサー

ヤマハは、6月20日、ボーカル作成ソフト「VOCALOID3」に対応する三つの男声歌声ライブラリをセットにした「VOCALOID3 Library ZOLA PROJECT」の発売記念イベントを開催した。イベントでは、音楽プロデューサーの浅倉大介さんと作詞家の森雪之丞さんが公式デモソング「BODERLESS」を発表した。

「VOCALOID」は、歌詞とメロディ(楽譜情報)を入力して楽曲のボーカルパートを制作するボーカル作成ソフト。最新版の「VOCALOID3」は、PC用の歌声編集ソフト「VOCALOID3 Editor」に歌手の声のデータベース「歌声ライブラリ」をインストールすることで、自由に歌声の制作が楽しめる。

「VOCALOID3 Library ZOLA PROJECT」は、「VOCALOID」製品で初めて歌声の主が異なる複数の歌声ライブラリをセットにしたもの。3名の若い男性の声から製作した「儚さを秘めた哀愁漂うスウィートボイス‐YUU‐」「明るく前向きで力強さ溢れる正統派ボイス‐KYO‐」「外国人ならではの抒情的なハスキーボイス‐WIL‐」の三つの男声歌声ライブラリで、ソロはもちろん、ユニゾンやコーラスを用いた歌声が制作できる。

イベントの開催にあたって、VOCALOIDプロジェクトの剣持秀紀リーダーは、「今年で『VOCALOID』は10周年。『VOCALOID』は、楽譜を入力する人が音声もコントロールするという意味で、楽器だと思っている。新しい楽器が生まれると新しい音楽が誕生する。それと同じように、『VOCALOID』という新しい楽器によって新しい音楽が生み出された。新しい楽器である『VOCALOID』、そして新しい音色の『ZOLA PROJECT』を使って、ぜひ新しい音楽をつくってほしい」とボカロP(プロデューサー)に向けてメッセージを発した。

「ZOLA PROJECT」の瀬戸優樹プロデューサーは、「ソロで歌わせることを目的にしていたこれまでの『VOCALOID』と違い、『ZOLA PROJECT』はグループで歌うことを目的に開発した。簡単にグループ曲を作ることができるように、ジョブプラグインも収録した。これまでの『VOCALOID』は女性キャラクターがメインで、男性のボカロPが多かったが、男性ユニットを投入することで、女性Pが増えてくれれば」と製品の特徴と今後への期待を語った。

「ZOLA PROJECT」のデビュー曲ともいえる公式デモソング「BODERLESS」は、T.M.Revolutionや藤井隆さんなど、多くのアーティストをプロデュースした浅倉大介さんが作曲を、ポップスやアニメソングなどを手がける森雪之丞さんが作詞を担当した。

浅倉さんは、「VOCALOID」に曲を提供したのは初めて。「作詞担当の森さんに『ZOLA(ぞら)』というフレーズを入れてほしい」とお願いしたのに対して、森さんは「『空ZOLA(空々)しい』というフレーズを入れたら、ほかにも『ぴかビカ』『きらギラ』のフレーズが連想された」と制作秘話を明かした。

さらに浅倉さんは、「ボカロPの調教に関しては本当に駆けだしなので、僕もプロの“調教師”を目指したい。次があるとしたら、ハーモニーがとてもきれいなので、バラードなどもいいですね」と話した。

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