「VOCALOID」がMacに対応、ヤマハがCubase用エディタと歌声ライブラリを8月に発売

2013.7.25 19:37配信
Macに対応する「VOCALOID Editor for Cubase NEO」

ヤマハは、7月24日、Windows対応の歌声合成ソフト「VOCALOID(ボーカロイド)」のMac対応版を発売すると発表した。スタインバーグDAWソフト用のエディタ「VOCALOID Editor for Cubase NEO」と歌声ライブラリ「VOCALOID Library VY1V3 NEO」を8月5日に、既存音声ライブラリのMac対応版は秋から順次発売する。

「大変長らくお待たせしました」。発表会の冒頭で、「ボーカロイドの父」こと開発者の剣持秀紀リーダーは頭を下げた。いまから10年前の2003年2月に発表した「VOCALOID」のリリースには、「Mac OSに対応予定」と記されていた。ところが、実際にはMac対応版の発売はなかなか実現しなかった。

「(Macに)対応できないまま10年が過ぎてしまった。今年やっと対応できる」。10年越しの悲願の達成だ。ここまでの道のりを、剣持リーダーは「『VOCALOID』は声の断片を集めた音声ライブラリ、音声ライブラリを元につなぎ合わせて出力する合声エンジン、合成エンジンに指示を出すGUI(エディタ)で構成している。そのすべてをMacに対応させなくてはならず、普通のソフトよりも難しかった」と語った。

Mac対応の第一歩として、GUI(エディタ)の部分にあたる「VOCALOID Editor for Cubase NEO」を8月5日に発売する。「VOCALOID Editor for Cubase NEO」は音楽制作に使うDAWソフトの定番製品の一つである「Cubase 7」「Cubase Artist 7」にVOCALOIDの機能を追加するソフトで、「Cubase」上でほかの楽器パートと合わせてボーカルパートの入力・調声ができる。「Cubase」の各種機能やショートカット、プラグインエフェクタなどを使いながら、シームレスに制作作業が進められる。

1月に発売したWindows版の「VOCALOID Editor for Cubase」とは別のソフトという扱いになるので、既存ユーザーは、アップグレードではなく、新たに購入するかたちになる。

音声ライブラリのMac対応版としては女性の音声を収録した「VOCALOID Library VY1V3 NEO」を発売。また「Mew」「ZOLA PROJECT」「蒼姫ラピス」「VY2V3」も、9月から順次Mac対応版を発売する。

音声ライブラリは、ユーザー向けにMac版インストーラを無償提供する。インストーラはパッケージの発売に合わせて順次提供する予定。パートナー企業が提供している歌声ライブラリのMac対応についても話を進めており、「初音ミク」は新版「V3」でMacに対応する予定だ。

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