初音ミク、洋楽、クラシックにも「花火名曲」あり!

 

また、ボーカロイド・シーンのなかで“泣ける曲”として高い支持を得ているのが『永遠花火』(歌/初音ミク 作詞・作曲/謝謝P)。“盲目の男の子と、彼が好きになった女の子がいっしょに花火をしている”というシチュエーションをリリカルに描いたこの曲は、リスナーの想像力を刺激し、さまざまな解釈を呼んでいる。叙情性に溢れた旋律、歌のストーリー性に寄り添うようなアレンジメントも強く心に残る。

 

テンションが上がる花火ソングはないの?という方は、ケイティ・ペリーの『Firework』をどうぞ。エレクトロとロックが融合したサウンドのなかで、“花火のように、あなた自身の色鮮やかな個性を発揮するべき!”とメッセージするこの曲を聴けば、“よし、明日からがんばろう!”というポジティブな気分が湧き出てくるはず。ケイティの身体から花火が飛び出るミュージックビデオもすごいインパクト!

 

そして、最後に紹介したいのはドビュッシーのピアノ曲『花火』。色鮮やかな花火が夜空に舞う情景を、美しく、叙情的な旋律とともの表現したこの曲は、“印象派”と呼ばれたドビュッシーの個性をもっとも強く感じさせる作品のひとつ。夏の夜、この曲を聴きながら、心のなかで“自分だけの花火”を思い描いてみるのも良いのでは……?