立体プリントがしやすくなった3DCGソフト「Shade 3D」

2013.8.2 17:57配信

8月1日、イーフロンティアは、7月25日に発売した3DCG作成ソフト「Shade」の最新版「Shade 3D ver.14」シリーズの製品発表会を開催した。「Shade 3D ver.14」シリーズは、「Shade 3D Professional ver.14」「Shade 3D Standard ver.14」「Shade 3D Basic ver.14」の三つのグレードをラインアップする。価格は「Professional」のパッケージ版が8万4000円 、ダウンロード版が7万円、「Standard」のパッケージ版が4万2000円、ダウンロード版が3万5000円、「Basic ver.14」のパッケージ版が1万290円、ダウンロード版が9000円。

国内の3DCGソフト市場をリードしてきた「Shade」は、発売27年目の今年、3Dプリンタに対応する「Shade 3D」にバージョンアップ。発表会で、イーフロンティアの安藤健一社長は、「開発を含め、約30年を経て、この最新バージョンにたどり着いた。一般の人でも3Dプリンタを使って立体造形を簡単にできるようになりつつある。この環境の変化に対応する新しいバージョンだ」と、3DCGソフトユーザーの期待に応える仕様であることをアピールした。

「Shade 3D ver.14」は、まず、すべてのグレードで、WindowsとMacどちらの制作環境にも対応。マシンの買替えなどで環境に変化があっても、安心して使えるようなった。レンダリングには。光源や表面材質ごとに品質を設定することで、シーン全体を一律の制度でレンダリング計算するだけでなく、必要に応じて品質を調整でき、レンダリング時間を大幅に短縮する新機能を追加した。

モデリング機能は大幅にバージョンアップし、テキストプリミティブ機能では、OpenTypeとTrueTypeの両者をサポートすることで、和洋書体の区別なく、さまざまな書体を立体化して3DCG造形として編集できるようになった。また、線形状のオフセット機能が進化し、パラメータの調整がしやすくなり、線形状から立体パースをつくり出すことが簡単になった。

3Dプリントへの対応では、CAD向けフォーマットの一つで、3Dプリンタの主力である積層型出力装置で使われるSTLフォーマットに対応したことが大きい。自分で出力する場合もそのままのファイル形式で出力ができ、出力を業者に依頼する場合も、データのエラーが起きにくい。また、3Dプリンタでの出力を、より簡単・手軽にできるよう、今後のアップデートでさまざまな機能を追加していくという。

8月末には、造形の厚み不足を自動で発見し、厚みを調整する機能を追加する。安藤社長は、「低価格の3Dプリンタの出現で、3Dプリントのニーズは高まっている。だが出力未経験者がつくったデータはエラーが起きやすい。出力したいという声が増える一方で、このエラーを回避するためのシステムは非常に高価だ。『Shade 3D』が、この部分を補完できる機能を追加していき、もっと多くの人に3D出力の楽しさや魅力を感じてほしい」と話した。

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