どのコンビニのラーメンも想像以上に進化していた!

寒い時期は特に、無性に食べたくなるラーメン。しかし、近くにラーメン屋さんがなかったり、深夜や早朝などでラーメン屋さんがやっていなかったりすると、「口がラーメン」になっているからこそ無性にあの味わいを恋しく思うこともあります。

そんなラーメン難民にとって便利なのがコンビニで、各社ともオリジナルのラーメンを展開し、弁当コーナーのすぐ近くに陳列しています。

今回はそんなコンビニラーメンを、セブン-イレブン、ファミリーマート、ローソン、ミニストップ、まいばすけっとの5社で食べ比べしご紹介します。

フォトギャラリーこだわりの進化!「コンビニ5社」の絶品ラーメンを見る
  • セブン-イレブン「喜一監修 喜多方sioチャーシュー麺」600円(税別)
  • 喜多方ラーメンのシンプルかつ奥ゆかしい味をコンビニでいただける!
  • ファミリーマート「濃厚豚骨醤油家系ラーメン」528円(税別)
  • 家系の味を24時間いつでもいただけることがありがたい!
  • ローソン「ダブル焼豚の鶏コク醤油ラーメン」518円(税別)

見つけたら買い!コンビニ5社のおすすめ「ラーメン」食べ比べ

【セブン-イレブン】「喜一監修 喜多方sioチャーシュー麺」600円(税別)

税別600円と高額ながら、人気店の味わいを本格的に楽しめる一品

セブン-イレブン「喜一監修 喜多方sioチャーシュー麺」600円(税別)

まずは、セブン-イレブンの「喜一監修 喜多方sioチャーシュー麺」をいただきます。スペックは以下の通りです。

1包装あたり>
エネルギー:478kacl
たんぱく質:27.2g
脂質:8.0g
炭水化物:75.7g
糖質:73.0g
食物繊維:2.7g
食塩相当量:6.3g

喜多方ラーメンのシンプルかつ奥ゆかしい味をコンビニでいただける!

福島のご当地ラーメン・喜多方ラーメンの人気ラーメン店。喜一が監修した塩チャーシュー麺です。

原材料は、小麦粉、豚肉チャーシュー、塩ラーメンスープベース、ガラスープ、メンマ、動物油脂、ねぎ、湯種、食塩、かつお節エキス調味料、卵加工品、植物油脂、節類粉末(かつお節、さば節)昆布粉末など。

この原材料の通り、かなりの出汁感があることをいただく前から想像させますが、見た目もパンチ十分で一口サイズの豚肉チャーシューが麺が隠れるくらい多く入っています。

適正にレンチンした後、さっそくいただきましたが、まず澄んでいながらも濃厚な出汁はお店で食べるものと同様で、さらにモチッとしたコシのある中華麺も美味。

このハイレベルな味に、別添の特製スパイスを入れると、さらに喜多方ラーメン特有のオイリー感を引き立てるような印象を受けました。

製造はセブン-イレブンの調理麺専用工場として知られるニッセーデリカ神奈川工場。

数多くの知見を持つ調理麺専用工場と喜一がタッグを組んで作られたラーメンは、高額ながらもコンビニラーメンと侮ることができない味わいでした。

【ファミリーマート】「濃厚豚骨醤油家系ラーメン」528円(税別)

家系ファンも納得の出来栄え。一度食べると、止められないヤミツキ感あり

ファミリーマート「濃厚豚骨醤油家系ラーメン」528円(税別)

続いて、ファミリーマートの「濃厚豚骨醤油家系ラーメン」をいただきます。スペックは以下の通りです。

1包装あたり>
エネルギー:703kacl
たんぱく質:29.2g
脂質:39.1g
炭水化物:60.9g
糖質:56.4g
食物繊維:4.5g
食塩相当量:5.9g

家系の味を24時間いつでもいただけることがありがたい!

横浜界隈のご当地ラーメンとして、ラーメン文化の一端を担い続ける、いわゆる「家系」をモチーフにしたラーメンです。

原材料はスープゼラチン、ゆで中華麺、チャーシュー、ゆでほうれん草、動物油脂、味付メンマ、袋入り海苔など。チャーシューは1枚でゆでほうれん草、袋入り海苔があります。家系ラーメンの様式美を踏襲した構成です。

さっそくレンチンしていただきます。麺はややウェーブのかかった太麺で、そのもっちりとした食感は「家系」そのものです。

また、スープは豚骨をじっくり炊き出した不透明のもので、ドロっとした粘度と油感で、前述の麺と合わせていただくと、止められなくなる印象を受けました。

また、チャーシュー、ほうれん草、海苔といった具材との相性も抜群で、24時間いつでもコンビニでこの味をいただけることをありがたく思いました。

製造はラーメンはもちろん、あらゆる麺類の製造を行うヤマヲ。家系ファンも納得の味を表現しています。

【ローソン】「ダブル焼豚の鶏コク醤油ラーメン」518円(税別)

「ザ・ラーメン」とも言うべき、シンプルな味を追求した醤油ラーメン

ローソン「ダブル焼豚の鶏コク醤油ラーメン」518円(税別)

続いて、ローソンの「ダブル焼豚の鶏コク醤油ラーメン」をいただきます。まずはスペックから見ていきましょう。

1包装あたり>
エネルギー:485kacl
たんぱく質:23.1g
脂質:10.2g
炭水化物:77.1g
糖質:73.4g
食物繊維:3.7g
食塩相当量:6.54g

「ザ・醤油ラーメン」の味わいは、苦手とする人はいないはず

原材料は、醤油ラーメンスープ、ゼラチン、茹中華麺、焼豚、味付メンマ、チキンオイルが入っています。北海道小麦粉など、セブン-イレブン、ファミリーマートのラーメンよりも大きめのチャーシューが2種類あり食指が伸びます。

レンチンしていただきましたが、まず秀逸なのが豚と鶏を合わせたスープのあっさりとしていながらも滋味深いコクを感じさせてくれるところ。

「ザ・醤油ラーメン」とも言うべき味わいで、これを苦手とする人はまずいないのではないでしょうか。

また、やや細めの麺はセブン-イレブン、ファミリーマートのそれよりも喉コシがよくツルツルといただける一方、小麦感も感じることができます。

2種類のチャーシューとの相性も抜群で、今回ご紹介のコンビニ5社のラーメンの中でも抜きんでた一品のように思いました。

製造は日清食品グループの相模フレッシュ。

日本のラーメン文化を牽引し、知見を豊富に持つ日清食品グループだからこそ、なせる味わいなのかもしれません。

【ミニストップ】「ラーメン横綱監修豚骨醤油ラーメン」598円(税別)

ハイレベルな冷凍麺によって、関西・中京エリアの名チェーンの味わいを楽しめる

ミニストップ「ラーメン横綱監修豚骨醤油ラーメン」598円(税別)

続いて、ミニストップの「ラーメン横綱監修豚骨醤油ラーメン」をいただきます。まずはスペックから見ていきましょう。

1包装あたり>
エネルギー:422kacl
たんぱく質:25.4g
脂質:9.4g
炭水化物:17.2g
食塩相当量:6.1g

「ガッツリ食べたい」ときに最適のラーメンです

原材料はゼラチンスープ、ゆで中華めん、ねぎ、焼豚、メンマ、ラード、にんにく唐辛子など。

関東圏の人にはあまり聞きなれない「ラーメン横綱」ですが、関西・中京エリアを拠点とした有名昭和47年に京都市南区吉祥院にて屋台から開業し今でも味を守り続けるあの名店が監修したラーメンチェーンです。

この人気チェーン監修ということで、同チェーンならではのコク深い豚骨醤油ラーメンに仕上がっているようです。

レンチンしてさっそくいただきましたが、じっくり煮込んで作ったという豚骨と豚の背脂がかなり濃厚なパンチを与えてくれます。

また、このスープに合わせていただくやや黄身がかった麺は、程よい弾力があり、スープとの相性も抜群。

脂多めのバラ肉を採用したチャーシューも、さらにパンチを加えてくれ、「ガッツリ食べたい」というニーズにピッタリマッチする一品のように思いました。

製造は日本冷凍めん協会の認定を受けたタカラ食品。冷凍麺でありながら、冷凍感を感じさせない本格的な味わいに脱帽です。