「既婚者だけど社内の女性に手を出すことで有名な上司がいて、その部署に配置されたときは周りから『気をつけてね』と言われたくらいでした。

顔が良いし仕事はできるし、誘いに乗る女性がいるのはわかるけど、不倫なんて私はまっぴらごめんでしたね。

その頃の上司は奥さんとうまくいっていないという噂が流れていて、それはどうでもよかったけど、上司から小さな用事を言われることが増えたり残業していると一緒に残ろうとしたり、距離を詰められている雰囲気が嫌でした。

『いつもがんばっているね』『俺は見ているからね』とこっそり伝えてくるので、『ありがとうございます。彼氏もそう言ってくれます』と毎回笑顔で返していました。

最初は彼氏の存在をスルーしていた上司だったけど、週末の予定など個人的な話を振られたらすかさず『彼氏とデートです』『彼氏が映画に連れていってくれます』と返していたら、そのうち話しかけてこなくなりました。

本当は彼氏はいないけれど、変な空気を避けるならこんな嘘も大事かなと思いますね。

周りの人たちにも事情を話して彼氏がいることにしてもらい、探られても大丈夫なようにしました。

平気で部下に手を出そうとするような上司は、嘘をついてでも遠ざけたいですね」(30歳/製造業)

どんな話題でも彼氏の存在を持ち出されたら、不倫を望む既婚男性はうんざりするはず。

嘘をつくことはリスクがありますが、おかしな距離の詰め方をする上司の場合は周囲に助けを求めることも考えましょう。

相手の振る舞いには触れず、彼氏とラブラブな自分をアピールし続けるのも、不毛な欲を避けるには有効です。