見切りをつけられた「理由」を分析しよう

店選びの際は相手の好みを反映することが大切

これについて、「初回デートの印象で、2度目のデートに誘われるかどうかが決まります」と話すのは、恋愛カウンセラーの坂田陽子先生。

「男性(が2回目に誘われない)の場合は、楽しいデート、楽しい時間を演出できなかったということ。行った場所やシチュエーションが悪かったなどの原因があります。相手の(女性の)好みも聞かずに、自分の価値観だけで選んだ場所に連れて行った場合が、このケースに該当します」

『きっとこれが好き』『ここが好きに違いない』などの思い込みが失敗の原因です。リサーチ不足、知識不足な場合に陥りやすい「罠」だそう。

一方、女性の場合は「会話のなかで、重たい話や盛り上がらない話を、多くしてしまったのでは」と坂田先生。

「喜怒哀楽をしっかり表現できず、満足なリアクションも取れない場合、相手に(男性に)『この人を楽しませることができなかった』と思わせてしまう可能性も。

たとえ男性が連れて行ってくれた場所などが、自分の嗜好に合わない場合でも、相手の気持ちを慮って、ときには“楽しいフリ”をすることも重要です」

ここで求められるのは「大人な対応」。もちろん、その場所の批判などをするのは、もってのほかです。

 

リピートされるには会話力を磨こう

会話中は集中して相手の話を聞きながらリサーチを!

では、2度目のデートに誘われるためには、どのようなことを意識するとよいのでしょうか。

「男性にはとくに強く言いたいことですが、デート中の会話が何よりも大切です」(坂田先生)

「食事中に相手の話をよく聞いて、嗜好などをリサーチしましょう。自分だけのこだわりの店やスポットに連れていくのもよいですが、本当にそこへ行きたがっているのか、どんなものが好きなのかなど、会話中やメールなどの内容で、見極めておくことが大切です。ここでもリサーチ力が試されます」

自分の自慢話や武勇伝を語るなどは論外。相手に求められるとき以外、自分のことを話すよりも、女性の話を極力聞くことが大事。もちろん、ただ話を聞くだけでなく、うまく褒めたり、きちんとした会話が成立するよう、話の流れもコントロールしましょう、と坂田先生。

一方、女性側については「男性は自分が演出したり、セレクトしたものが褒められると、認められたと感じて、相手に対し徐々に好意を抱くようになります。デート中はもちろん、メールや電話などで彼を褒めてプライドをくすぐれば、次のデートも誘われるはず」

相手は少ない情報のなかから、「次にまた誘うかどうか」「次に誘われたらどうしようか」を判断しています。「とにかく初回は好印象になるよう心がけるべき。まずは最初のデートに全力を注いでください」。本命とのデートでは、初回に気合を入れて臨んでみてくださいね!


【お話を聞いた先生】
坂田陽子さん
1977年、福岡県生まれ。20代の半ばから恋愛に関するカウンセリングを開始する。数多くの相談案件を解決した経験から、独自の恋愛論を展開し、各メディアで人気に。現在では、日本国内のみならず海外からも恋愛相談を受け、その相談件数は年間1万件以上にも上る。

数多くの相談事例から導き出した「恋愛のあり方」「恋愛論」には定評があり、 各マスコミからの出演依頼やコメンテート依頼も多く、芸能人の恋愛問題から離婚問題まで幅広く「恋愛」に関して発信している。坂田陽子の恋愛力アップ相談教室

フリー編集者・ライター。岡山県出身。中央大学法学部卒業後、楽天、リアルワールドを経てフリー編集者/ライターに。関心のあるテーマは女性の生き方や働き方、性、日本の家族制度など。結婚・離婚を一度経験。11月14日に『はたらく人の結婚しない生き方』を発売。