「有名な誰それさんと友達で…」

「俺、有名な誰々と知り合いなんだよ」と有名人とのつながりを自慢する人っていますよね。

そんなアピールをされたとき、空気を読むのが比較的得意な女性は、男性に合わせて一応「すごーい!」と感動したフリをします。でも、心の中は「実はあなたがすごいわけじゃないですよね?」と冷静である場合が多い。

それが、例えば会話の相手の為に、その有名な誰々さんを紹介しようとする…という状況なら、相手の反応も違ったものになると思います。でも、自分を大きく見せようとして、有名人の名前を出すのはイマイチな行動です。

目の前にいる女性は、有名な誰々さんやその人とのつながりについて知りたいわけではなく、あなた自身がどんな人かもっと知りたいはず。それなのに、有名人の名前を全面アピールされると、興味も半減するかもしれません。

 

アピールポイントは会社名

プライベートの場で、残念だなと感じるのは、会社名で自己アピールする男性。「他に勝負できるところはないの?」とツッコミたくなるのが本音。

社名という肩書きは、わかりやすく相手を判断できるという側面があるのも確か。例えば、公務員なら安定、一流企業なら優秀…と簡単に連想することはできますよね。でも、そのような会社というバックグラウンドを持っていたとしても、本人のコミュニケーション能力が低いと、やはり女性からは敬遠されます。

独身アラフォー女性に「社内にいる男性はみんな優秀なのに、いい人いないの?」と聞くと、「勤務先の問題じゃないのよ」と言い、好意を持つのは、どこで仕事をしているかという部分ではないとわかります。ビジネスでの付き合いなら我慢できても、プライベートは無理という女性は多いようです。会社という肩書きではなくて、あなた個人はどんな人なのかが問題なのです。

一流企業でも、コミュニケーション能力がないと、惹かれない…ということがわかっていないのが残念です。ただし、女性の中には、どこの会社に勤めているのかが一番大切という人もいますから、そういった女性をピンポイントに攻めるなら、自己紹介で会社名を入れるのは効果絶大です。

知りたいのは、男性自身がどんな人なのかという部分です。目の前にいるその人を評価するのですから、他の人にモテているかどうかや、有名人と知り合いというのは関係ないのです。

女性は女磨きに一生懸命ですが、男性も男磨きで、女性がグラっとくる発言を身につけてはどうでしょうか。

大学院卒業後、銀座のクラブホステスになるという異色の経歴の持ち主。「銀ホスライター」として、老舗クラブで磨いたコミュニケーション術&営業テクニックを、悩めるビジネスパーソンに向けて紹介。恋愛・結婚・出産など、女性にとって身近な問題を研究し「今よりちょっとだけ人生を豊かにする方法」を提案しています。