店のポテンシャルを示す鮮度抜群でプリップリの刺身5点

「刺身の5点盛り合わせ」

そして、いよいよやってきたのが、「魚バカ一代」のポテンシャルを示す「刺身の5点盛り合わせ」。日によってネタが異なるそうですが、取材日はカンパチ、ブリ、マグロ、イサキ、アジでした。

いずれの魚もプリップリで旨みたっぷり。特にブリ、マグロは脂乗りが素晴らしく、それぞれの旨みが口いっぱいに広がりました。

その他の刺身ももちろん美味しく、鮮度馬群のみょうが、わけぎ、生姜、大葉などと合わせていただくと「生魚を食べる日本人で良かった」と改めて実感し、そしてお酒がまたグングン進んでいくのでした。

カキフライとあら汁に調理の技がキラリ

「大粒カキフライ」
「あら汁」

ここまででかなりお腹が満たされた筆者ですが、「魚バカ一代」にコースはまだまだ終わりません。次に来たのが「大粒カキフライ」と「あら汁」。

刺身でも食べられるであろう新鮮な牡蠣をカラッと揚げたもので、かじると、たっぷりついた衣のザクザク食感の奥から牡蠣の磯の香りが広がり、これがまた絶品。

かつおだしのきいたタルタルとレモンと合わせていただくと、また違った味わいにもなりました。

そして、「あら汁」。魚のあらで丁寧に取られた出汁は透明で、グツグツ沸騰させず弱火でじっくり火入れしていることがよくわかります。魚の具もたくさんあり、豆腐と一緒にいただくと、お酒で荒れた胃を優しく包み込んでくるような印象を覚えました。ほっこりさせられる味わいです。