4: 中学受験はしないけど受験のための勉強!?

中学受験はしないけれど、先の受験を見据えた勉強をさせているという家庭もあります。

「本当は娘に中学受験をさせようとしていたのですが、娘はとにかく本番に弱くて……。

入塾テストも頭が真っ白になってしまい思うように点数が取れず、その後も通塾が自信の喪失につながっているように感じたので思い切って中学受験は断念しました。

小学校6年生の今は、もとから通っていた英会話教室に通う日数を増やして、英検とTOEICのための勉強をしています。

中学受験をしなくても、高校や大学など、どこかのタイミングでの受験は免れませんが、その学校が指定する級や点数を持っていれば入試の際に英語の試験が免除になる高校や大学があると聞いたので、小学校のうちから地道に取らせていこうと思っています。

検定試験は、一発勝負ではなくオンラインなどでも何度でも受けられますし」(看護師/44歳)

英検などの検定で一定のラインの級や点数を取得しておけば、入試で英語が免除になる学校があります。その分、他の教科の勉強に専念できるとあって、小さなうちから検定向けの勉強をやらせているという家庭も。

検定などの勉強はのちの受験以外の部分でも、生きてきそうですね。

家庭によって、中学受験をするかしないかの選択やその理由はさまざま。

中学受験でしは得られないものや吸収できない内容があるのと同じく、中学受験をしないがゆえに得られることもたくさんあるはずです。

受験のするしないに正解はありません。自分たちの選択を信じて、子どもとともに有意義な時間を過ごしたいものですね。

参考:首都圏模試センター