子どもを園に迎えに行って帰宅後、ワクワク感いっぱいでカバンから連絡帳を取り出しました。

しかし読んでみると、「給食後に大便をしました」とか、「元気でした」など一行だけで、「保育者がどう感じたか」が一切書かれていない、ただの事実日記でした。

そんな担任の先生だと、「この先生はちゃんとわが子を見てくれているのかしら?」と不安になりませんか。

果たして、この先生はきめ細かく対応してくれない“はずれ先生”なのでしょうか?

長年、幼稚園、保育園の現場を見てきた『「はずれ先生」にあたったとき読む本』の著者の立石美津子がお話しします。

保護者が担任と接するのは子どもの送迎時の数分だったり、連絡帳に書いてある文章だったり…これらの部分だけで、保護者はあれこれ想像を膨らませて先生について評価をします。

親が保育の現場に入って保育者の様子を見ることはできないのですから、ある意味、仕方のないことなのかもしれませんね。

連絡帳の文章が短い?長い?

保育園や幼稚園には、保護者とのコミュニケーションツールとして連絡帳があります。

保育園の場合、厚労省で出している保育所保育指針解説書には

保育所に入所している子どもの保護者に対する支援は、子どもの保育との密接な関連の中で、子どもの送迎時の対応、相談や助言、連絡や通信、会合や行事など様々な機会を活用して行うこと。
出典:「保育所保育指針解説書

とあるからです。「毎日書きなさい」という法律や義務はないのですが、それぞれの園の判断の上、様々な方法で行っています。

こうなると、連絡帳を書く場合、保育士の力量(=文章力)に頼って書くことになるわけです。例えば…

  • 担任A「今日も元気でした」
  • 担任B「今日は○○ちゃんと遊んで優しい言葉をかけていて、満面の可愛い笑顔が見られて私もとても嬉しかったです。お散歩に行ったときは道端の花をよく見ていました。それから○△○△……」

と、担任により表現方法は異なります。

おそらく、どの保護者もB担任の方が「良い先生」だと一瞬思うはずです。A先生については「あっさりしすぎている、冷たい文章」と、物足りなく感じてしまいます。

ママ友と世間話で「今度の担任、きちんと子どもを見てくれていないのよ。連絡帳にほとんど書いてくれないし」と盛り上がっていることもあります。

しかし、こんな見方をしてみると…

  • 担任A…保育中、子どもと汗水たらして遊ぶことにめいっぱい時間を割いていたため、連絡帳を書く時間が少なくなり、文章が短くなってしまった。
  • 担任B…大勢の園児の世話をしながら合計20冊くらい保育中に書いている。更に誤字もなく丁寧な字、文章量も多い。仮に1人分書くのに3分かかっていたら、3分×20人分=60分。もしかしたら、子どもと遊ぶよりも連絡帳を書くことを優先しているのかもしれない。

こう考えてみると、A先生の方が良いように思えます。

実際、子どもが話しかけてきても「いま、先生は連絡帳を書いているんだから、あっちに行ってお友達と遊んでなさい」と言っている保育者もいます。

文章だけで判断するのは賢明ではありませんね。

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