自分の本音を知るには…

別れた恋人に向ける怒りや不満は、これから解決することが難しいからこそ心を縛ります。

拒絶された自分の痛みを意識すると、誰かと出会っても広い視野を持てずに痛みの解消に気が向いてしまい、一対一の会話も楽しめません。

本当に意識を向けたいのは「自分はどうありたいのか」を知ることで、元彼を忘れて新しい恋愛を楽しむ自分になりたいのが本音なら、そこに集中するのが正解です。

痛みは自分で解決する、過去にとらわれるのではなくそのとき努力した自分をきちんと受け入れる姿勢が、次の恋愛でも人を大切にする意識を失いません。

「私にも反省するところはあって、次はいい加減な対応をしないと決めています」

と話す祥子さんは、自分に向ける希望を忘れていませんでした。

相手が不在のままの執着は、抱え続ける限り苦しむのは自分です。

手放す勇気は自分を大切にする心から生まれるもので、本音を知って気持ちを切り替える努力を、これからは心がけたいですね。

未練ではなく執着で過去の相手を受け入れたままにすると、怒りや悲しみのようなネガティブな感情が湧くのを止められません。

新しく関係を結びたいのは別の人、と思えるのであれば、過去の痛みを学びとして受け止め、自分を変えていくことで過去よりも幸せと思える恋愛を掴めます。

自分を諦めないことが肝心なのですね。