黒川絢太(b)

――『幸せじゃないから死ねない』も印象的でした。ふつうは逆ですよね、これ。

理姫 そうそう、ワザとそう言ってるんです。ふつうは“幸せじゃないから死にたい”とか“つらいから死にたい”って言うじゃないですか。そうじゃなくて“幸せになるまで死にたくない”ってことなんです。この歌詞を書いたとき、すごく“幸せになりたい”って思ってたんですよ。フラれたばっかりだったから。

黒川 あのときはヒドかったな・・・・・・。

奥脇 最悪だった(笑)。

――理姫さんの恋愛状況って知ってるんですか?

黒川 リハのとき、ひとりで喋ってるんですよ。

理姫 聞かれてもないのに、自分の状況を話すんです(笑)。でも、すごくイイ男だったんですけどね…。じつはこのアルバムが出た直後にその人から電話がかかってきたんです。CDを聴いたみたいで「やり直したい」って。断りましたけどね。

――(笑)そういう生々しい出来事を題材にしてるのに、楽曲が切れ味の鋭いロックになってるのがいいですよね。ボーカルもぜんぜんドロドロしてないというか、“情念丸出し”みたいな感じがなくて。

理姫 あ、それは嬉しい。

奥脇 やったね。

理姫 情念丸出しみたいなのはイヤなので。

 

――uP!!!NEXT VOL.8のステージも楽しみにしてます。最近のライブの手ごたえはどうですか?

奥脇 ライブは普通に楽しんでますね。

黒川 バッチリ演奏するというよりも、楽しい方がいいなって。

奥脇 こっちがガチガチになってると、お客さんにもわかっちゃうから。

黒川 CDと同じことをやってもあんまり意味ないですからね。

奥脇 肩の力を抜くのが大事ですね!

理姫 最近、ライブの前にサポートメンバーも一緒に皆でラジオ体操をやってるんですよ。それがすごく良くて(笑)。

奥脇 あれはいいね。O-WESTでライブをやるのも初めてなんですけど、それも楽しみなんですよ。音がいいライブハウスって、テンションが上がるので。

理姫 うん。イイ感じになるようにがんばります!