就活生や、転職を考えている人にとって、もっとも気にすることは、働きやすくて生活の糧になる収入がきちんと得られる会社と、巡り会うことだと思います。

残念ながら、従業員にあまりにも配慮しないブラック企業が増えており、求人情報などだけでは、見分けがつかないケースも珍しくありません。入社した後、求人票や会社案内とあまりにも違う実態のため、会社と法的トラブルに発展するケースが年々増えています。

こういった企業の被害に遭わないのは、入社しないことが一番の防衛策です。あまり知られていませんが、応募の段階から、ブラック企業かそうでないか見分ける方法はあります。
 

会社の沿革が記載されていない。もしくは不自然である

業種にもよりますが、一般的に企業ホームページは、取引先の信用を獲得するために、創業年と現在までの沿革を掲載していることがほとんどです。また、沿革があまりにも不自然なことが分かる場合、たとえば、3年前に創立したのに、20も30も事業部が存在するとホームページに掲載されている場合など。

こういった場合、もし本当なら、他社を買収合併した可能性が高いですから、入社後は、人間関係で悩む可能性もありえます。応募の前に多くの情報を集めたほうがよいでしょう。
 

社長の写真が掲載されていない。もしくはやたらと露出が多い

最近は、会社の信頼を高めるために、社長は顔写真を掲載するケースが多いです。仮に掲載されていない場合、社長の名前で検索をかけてみましょう。もし、どこからも顔写真が出てこないなら、正当な企業活動を行っていない恐れがありますから、応募の際はよく考えたほうがよいでしょう。

また逆に、会社が手がけているビジネス以外で、やたらと社長の露出が目立つ場合は、本業がおろそかになっていて、経営状態が危うくなっている場合もありえます。