【ナカコー】Koji Nakamura、言葉/歌/ライブを語る!「音だけで十分楽しいから過剰な演出はしない」【後編】

2014.7.12 10:30

本人名義の初アルバム『Masterpeace』をリリースしたKoji Nakamuraこと中村弘二。スーパーカーをはじめ数々のプロジェクトを経た彼の、いまの創作への思いや、最新ライブについて話を聞いた。

撮影:吉田圭子   拡大画像表示

本人名義の初アルバム『Masterpeace』をリリースしたばかりのKoji Nakamuraこと中村弘二のインタビュー。

2回めの今回は彼にとって「言葉」「歌詞」「歌」のもつ意味について訊いてみた。そして秋に予定されるツアーの内容についても話してもらっている。

 

今回はわかりやすいポップスのフォーマットで聴かせたい

――今作はいろんなジャンルのクリエイターに作詞を依頼して、自分では歌詞を書かなかったでしょう。どうしてですか。

書いてると自分でメロディを制約しちゃうんですよ。もっと自由な方がいいんじゃないかと。

つまり自分で書いてると言葉をどんどんどんどん削って少なくしちゃうので、必然的にメロディもどんどん削れていって、なくなったり、もっと単純化したものになっていくんです。

それは今作の趣旨ではないんですね。今回はわかりやすいポップスのフォーマットで聴かせるのがコンセプトなので。

――今作はオーソドックスな歌ものとして作ろうとした。そのためには自分が歌詞を書かないほうがいい、と。

そうじゃないですかね。僕がやるとどうしても、どれだけ(歌詞を)減らせるか、どこまで行けるんだろうって思っちゃいますから。

 

――言葉って自分の音楽の中でどういう位置付けなんですか。

うーん、かっこよく響かせたいなとは思いますけどね、でもなかなか理想的なのは……理想的だなと思ったのは灰野(敬二)さんの『わたしだけ?』というアルバムの『くずれてゆく』って曲で。

あれはいちばん理想的でしたね。歌詞が「くずれてゆく」という一行しかなくて、それが音と合っている。極限に削ってあそこまで行ってるのはすごいなあと。

――言葉に関してはなるべく簡潔に、言いたいことを短くまとめて提示したい。

そうですね。だからダンス・ミュージックも好きなんだと思います。あるテーマが連呼されたりするような。でも今回に関しては、そういう作り方じゃないほうが目的にかなっていたんですね。

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