丁寧な感情の動きを描いているからこそ生きてくるのは、女子の胸をキュンキュンさせる
必殺シーンの数々だ。

壁ドン、お姫様抱っこ、後ろからのハグ、教壇の下でのキス……、とこれでもかと外せない名シーンが次々と投下され、映画館で息も絶え絶えになる女子も多そう!? 

ロマンチックなシーンを照れずに直球で、なおかつロマンチックに美しく撮ったのは、『君に届け』など透明感あふれる映像で少女漫画の世界を実写化した経験を持つ、熊澤尚人監督。『おと・な・り』でタッグを組んだまなべゆきこの脚本は、女子の心をつかむベタとリアルのバランスが絶妙で、“恋愛の教科書”のような趣もある。ゆにが心を安定させるかのように触るネコの髪留めなど、原作にも描かれた恋のアイテムにも手抜きなし。“作り手の精神は細部にこそ宿る”のお手本といえるかもしれない。

「大好きだけど大嫌い」。アンビバレンツな気持ちを持て余しながらも、相手を思うからこそ戸惑い、決断し、前に進もうとするふたり。恋によって殻を破って成長していくハルカとゆにのラブストーリーを、ぜひいち早くスクリーンで体感してほしい。

映画『近キョリ恋愛』胸キュン!ツンデレ試写会&座談会 参加者募集
8組16名様 ご招待!!

山下智久主演のラブストーリー映画『近距離映画』がいち早く見れます。
映画を見た後、座談会に出席していただきます。

その模様をウレぴあ総研の記事内にてレポートさせていただきます。
※応募条件:ネット掲載可能な方。

■日時:9月8日(月) 18:00開場
■会場:都内某所 ※詳細は当選者のみにお知らせいたします。

■18:30~20:28 映画鑑賞
■20:30~21:00 座談会(会議室)

■募集期間:2014年8月26日(火)~9月2日(火)

応募はこちら[https://be.pia.co.jp/form/pub/media/kinkyori-movie]
 

ほそや・みか  情報誌の編集者を経て映画ライターに。「FRaU」「In Red」「marisol」などの女性誌を中心に、ハリウッドからアジア、日本まで幅広く映画紹介や俳優、監督のインタビューなどを担当している。好きなジャンルはラブコメディと青春映画。