乳がんの患者さんが思うこと

女性のみなさん、婦人科系の検診(乳がん・子宮頚がん&体がん)は、きちんと受けていますか?男性は、奥さんや愛する人たちに「検診にちゃんと行ってね」と、伝えているでしょうか。

検診を受けていない人の意見をまとめると、面倒だし、お金がかかるから後回しにしちゃう…というのと同時に、「何か出たらイヤだし、怖いから受けない」という言葉も、よく耳にします。

確かに、病気は平穏だった日常に不安や恐怖を連れてきます。けれども、放っておいて良いことは何一つありません。
病気を公表してから、「実は、私もサバイバー(がんを克服した)なのよ」と、打ち明けてくれる人が沢山います。
その中でも、「なんとなく気づいていたけれど、放置してしまった」ことで、進行してから治療に入ったという方もいました。

彼女たちが言うのは、いつも同じです。
「どうして、あの時、たった少しの時間と検診のお金を渋ったのだろう。もしも過去に戻れるならば、自分を引っ張ってでも検診へ連れて行くのに」

乳がんは種類にもよりますが、少しずつ大きくなっていく場合が多いため、そうしたことを治療の段階で知れば知るほど、彼女たちは“あの時”を悔んでしまうのでしょう。