「質問力」は恋愛シーンでも重要なスキルのひとつです。質問力がある女性は、的確な質問をするからこそ、意中の相手から好感を持たれます。

一方、質問力がない場合、相手を微妙な感情にする質問をしてしまうため、その後の展開がネガティブな方向へいってしまう可能性も。

今回は、男性や彼氏にすると好感度が下がる可能性が高い質問を5つ集めました。なぜ、その質問をされると戸惑うのか、困るのか。本質的な理由を見つめてみましょう。

「私のこと好き?」

彼女からされると男性が困る質問のひとつといえば、「自分のことを好きなのかどうか」というもの。好きだから付き合っているわけで、「あ、はい」とか「うん、好きかな」としか答えようがないのは事実。

ただ、好きだと表明しようものなら、「どういうところが好き?」「どこが好きだと思って付き合ったの?」と、矢継ぎ早に質問をする彼女も。この手のやりとりに慣れている男性であれば、さっと答えられるのかもしれません。

でも、そういった男性はむしろ少数派。「◯◯が好きだから付き合った」と、即答するのが難しいこともあります。いろいろな要素を総合して、好きだと感じて、付き合うに到るカップルは多いはずですから。

「ずっと好きでいてくれる?」

かなりヘビー級な質問です。これに対し「イエス」と答えられる男性は、いったいどれくらいいるでしょうか。

そもそも、人間の気持ちはコントロールしようがないもの。1年後、3年後、5年後、10年後……何が起きて、事態がどう変わっているかはわかりません。

それに伴い、彼女に対する気持ちの変化が起きたとしても、不思議ではないといえます。不確定な未来にまつわる質問に答えるのは、なかなか大変です。

「イエス」ではなく、「確約はできないな」とか「わからない」と答える男性のほうが誠実で、よく考えた末での回答だなと感じますが、それでも答えに窮する質問であることは間違いありません。

「元カノはどんな人だったの?」

気になる女性や彼女からこんな質問をされると、男性は答えに詰まるといいます。「終わった恋愛のことをペラペラとしゃべりたくない」「元カノの記憶は自分の胸の中だけに秘めておきたい」といった思いを持つ男性も。

『恋はいつもなにげなく始まってなにげなく終わる。』(林伸次/幻冬舎)というタイトルの本があります。恋愛のことを的確に言い表したタイトルだと思いませんか? 一つひとつの恋は人の人生のように、生まれてから必ず死にます(消えます)。

恋を上書き保存する女性とは異なり、一つひとつ名前を付けて保存する男性は、それらを取り出して語ることを望んでいません。恋愛マスターや恋愛の指導者でない限り、喜んで話したいとは思っていないので、聞かないほうが無難でしょう。