4. 最後に全員が真っ白な衣装を着ているのは「世界はひとつ」を表現
ゲストが乗ったボートは順番にヨーロッパ、アジア、アフリカ、中南米、オセアニアと進んでいきます。意外と気が付きにくいのですが、ちゃんと世界のエリアごとに分かれているのです。
そして最後のフィナーレのエリアに入ります。
ここでは全員が真っ白な衣装を着ています。これはクリスマス期間でなくても同じ。
この真っ白な衣装は、世界の国々は違っても、「世界はひとつ」という事を表現しているのです。まさにアトラクションで流れている音楽『小さな世界』そのものなのですね。
5. 元々は「ニューヨーク世界博覧会」むけに作られたアトラクション
実は「イッツ・ア・スモールワールド」は、最初からディズニーランドの構想にあったものではありませんでした。
元々は、1964年から翌年まで、アメリカ、ニューヨークで開催されていた「ニューヨーク世界博覧会」の施設として作られたものなのです。
その後、追加要素やデザインの変更等を経て、アメリカのディズニーランドに設置、そして東京ディズニーランドにも作られたものなのです。
50年以上の歴史を持つアトラクションなのですが、今でも新鮮な感動を与えてくれるのはすごいですよね。
6. アメリカの子どもたちの人形は最後に2体だけしか登場しない
言わずと知れたアメリカのディズニーランドからやってきた「イッツ・ア・スモールワールド」。
様々な国の子供たちが登場するのですが、アメリカの子供たちはどこにいるのかご存知でしょうか?
実は一番最後のフィナーレのエリア、しかも最後にゲストの乗るボートが戻っていく通路の右上に、たった2体だけしか登場していないのです。
世界3位の国土面積を持つ、大国アメリカなのに、しかも小さく目立たない所に2体だけ。これには理由があるのです。
実はこれ、上記で触れた様に、元々はニューヨークで開催された世界博覧会のパビリオンであため、開催国であるアメリカが自国を前面に出さずに配慮したためと言われています。
長い歴史を経て、場所を変えてもそんなこだわりが残っているのですね。