6.火加減に気をつけながら焼く

多少こんがりした方が“グリル感”が出ますが、焼いていると漬けダレが焦げ始めてくるので、火加減に注意して焼きましょう。

途中、胡椒や塩などでお好みの味に調えましょう。

焦げやすいので火加減に注意

あっ!?

焼いているうちにバラバラになってきた。。。

赤身と赤身の間にある脂が、キウイに含まれる“アクチジニン(タンパク質分解酵素)”の力で超柔らかくなって…消えちゃった??

お肉を皿に取り出して、フライパンに残ったソースを煮詰めてかけたら完成。

あら?固い肉がバラバラに・・・?

ちなみに、先ほど肩ロース肉切り分ける際、1枚だけよけておき、シンプルに焼いてみた肉は、まったくバラバラになることなく、キュッと締まった感じ。

やっぱり見た目からいっていかにも固そう。

しっかりとした焼き上がりの肩ロース

試食タイム!!

まずは漬けなかった肉から試食。

うん。味は臭みもなく普通に美味しい。

想像していたよりも固くなかった…でも、柔らかいとはいえない。

細かくて食べやすくなった肩ロース肉

そして、漬けた方のお肉を試食。

「はっ……!! 柔らかい…本当に柔らかい!!!」

さっきの肩ロース肉も美味しいけど、やっぱり柔らかさが違う……。

焦げ目がスペアリブのグリルみたいで美味しい。

キャンプの前や友達の家での飲み会などに、自宅で下ごしらえをして持って行けばちょうどいい具合に柔らかくなっているし、料理のプロっぽい調理法で鼻が高くなれそう。

自分でやってみるまでちょっと信じられなかったし、正直キウイが勿体ないって思ってたけど、これはチャレンジすべき調理法だった!!

まとめ

いかがでしたか?

ウワサには聞いていましたが、想像以上に肩ロース肉が柔らくなって驚きです。

このバラケ感だと、ブロックのまま漬けても塊ごと柔らかくなるはず!と確信が持てました。

普段漬けダレを作る時は、玉ねぎやりんごをすりおろしたものなどを入れるのですが、今回はよりキウイの効果を実感するために、シンプルにしてみました。

それから当初心配していたキウイのタネは、むしろゴマよりも気にならない程度のプチプチ感だったので、取り出さなくてもいいと思います。

今回はラム肉に近いものにしようと、豚肉をチョイスしましたが、鶏肉でも牛肉でもOKです。

味付けは、レモン塩や味噌ダレもキウイとの相性はバッチリでした!!

大きな肉の塊を焼くときやビーフシチューを煮る時に余分な手間がかからず、お肉が柔らかくなるので、ぜひ一度試してみてくださいね☆