安全な自転車選びとメンテのコツ

こうして記事を書いている私も、気になって調べる以前は、自転車の安全性をどこで判断すればいいのか、さっぱりわかりませんでした。
見た目だけでは、自転車そのものの安全性がわからない影響もありますし、「自転車の安全性なんて、どれも大差ない」という先入観もあります。

『ルールやマナーを守る大前提として、安全な自転車に乗ることはとても大切。「きちんと走れて」 「きちんと止まれる」こと。乗り物にとって最も安全性に関わる部分です。
とは言え、安全性は見た目だけでは判断しづらいもの。そこで参考にしたいのが自転車マーク。 安かろう悪かろうのいい加減な作りの自転車では、規定の安全基準をクリアできません。
安いからという理由だけで自転車を選んでいる方は、毎年1~2万円の自転車を購入して使い捨てるのと、3万円以上の自転車を整備しながら乗り続けること、どちらがお得か考えてみてはいかがでしょうか。
自転車を購入する際は、購入店舗選びも非常に大切です。値段重視でネット通販などを活用する人も多いかもしれませんが、販売前の整備点検を全く行わずに出荷している業者もたくさんあります。また、いざ修理や整備をしてもらおうと思っても、最寄りの自転車店では断られたり、費用が高くなるケースもあります。』
(自転車ジャーナリスト・遠藤まさ子氏)

メンテナンスも同様で、安全性にどれほど関わるものなのか、直感的にわからないため、つい後回しになってしまいます。自分でメンテナンスするなんて自信がない、という女性も多いはず。

『日頃のお手入れは、女性にとっては敷居が高いもの。わからなければ、相談できる行きつけのショップに持ち込むのがおすすめです。
何か起こってから修理するよりも、数ヶ月に1度でもいいので定期的に点検してもらうほうが「良い状態」を長く保てて、結果的に維持費も低コストで済むことが多くなります。幼稚園の送り帰りなどに、自転車屋さんのコイン式ポンプを使うのも手軽でオススメです。』
(自転車ジャーナリスト・遠藤まさ子氏)

我が家も、あと数年すれば、子どもたちが一人で乗り回す自転車を、新しく購入する時期が来ます。『BAAマーク』を始めとする、自転車の安全性を示すマークに留意してみようと思います。

また、自分で自転車をメンテナンスする自信がない以上、信頼できるショップを見つけることも重要なのだと気づきました。みなさんも、ぜひ、参考にしてみてください。