2、3歳くらいになるとママを悩ませるのが、子どもの「イヤイヤ期」。イヤイヤ期は「あれもイヤ、これもイヤ」と言って全てを否定するイメージが強いですが、子どものイヤイヤ表現には様々なバリエーションがあります。

何をするにしても「イヤ」と言って否定することを基準に、イヤイヤ期だと判断する親は多いですが、意外に「イヤ」とは言わないようです。

今回は、37種類の「イヤイヤ表現リスト」を元に、イヤイヤ表現の内容と、意外に使えるイヤイヤ対策についてお伝えします。

「イヤ」とは言わないイヤイヤ表現!37種のイヤイヤ行動を大解剖!

次世代育児アイテム「ペチャット」と博報堂こそだて家族研究所が共同で運営しているイヤイヤ研は、37種のイヤイヤ行動リストを発表しました。

この37種のイヤイヤ行動リストは、シチュエーションごとにカテゴリーを「食事」「身支度」「生活習慣」「お出かけ」「遊び」「テレビ」の6つに分けリスト化したものですが、その中で最も多かったのが「トイレに行かない」「お風呂に入らない」「歯磨きをさせない」などの、「生活習慣」によるものでした。

イヤイヤ期専門家の西村史子先生によると、生活習慣に集中する理由は、トイレやお風呂・歯磨きは「痛み」や「怖さ」が伴うからだそうです。例えばお風呂は頭や顔に水やお湯が掛かるのが怖い、歯磨きはブラシが歯茎に当たって痛い、口の中が不快になることからイヤイヤにつながりやすいのだそうです。

そして気になるのが、子どもはこのイヤをどのように表現してるのかということですが、イヤイヤ表現をランキングにした結果は以下の通りとなりました。

1位:大泣きする、ギャン泣き 84.3%
2位:大声を出す、叫ぶ 78.3%
3位:物を叩く、投げる 69.9%
4位:のけぞって嫌がる、寝そべって駄々 67.0%
5位:座り込む、動かなくなる、歩かない 66.3%
6位:怒る、当たり散らす 66.1%
7位:大人を叩く、蹴る、傷つける 60.3%
8位:何を聞いても「イヤ」という 57.1%
9位:床をドンドンする、飛び跳ねる 55.0%
10位:逃げる、隠れる 53.3%

結果を見てみると、「何を聞いても「イヤ」と言う」が8位であることから、意外に「イヤ」とは言っていないことが分かります。

家の中ならまだしも、外出先でのけぞって嫌がったり、寝そべって駄々をこねられると、他人の目が気になりイライラしますが、どうしたらうまく対処できるのでしょうか。

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