遺跡発掘者現る

ミュージアムショップのアイテムを出品した時は、落札者から「遺跡で土器のかけらを拾ったことがある」というミステリアスなメッセージが届きました。

貴重で興味深いエピソードですから、くわしくお聞きしようか迷いました。が、話が長くなりそうなので結局掘り下げて聞くのはやめておきました。
 

支払方法は「裏の畑の野菜」

「裏の畑の野菜で支払います」というメッセージには、呆然とするしかありませんでした。果たして、「野菜」を受領するフレキシブルな出品者はいるのでしょうか。情報求む。
 

明日がなかなか来ない

「明日振り込みます」というメッセージを送ってきても、支払いが翌日以降にずれこむ方は結構いるので、あまり驚かなくなってしまいました。
落札者の身に、何か明日が見えなくなるような出来事が起きたのかもしれません。そういえば、筆者もしばしば「自分には明日なんてやってこないんじゃないか」という心境になる時があります。

ほかにも、いろんな落札者メッセージを受け取ってきました。出品していない関連品を「持っていたら譲ってほしい」と所望されたり、こちらで提示した配送方法とは異なる宅配業者を指定されたり。こうした状況をどこまで楽しめるか、出品者の挑戦が始まります。どのような相手に対しても誠意を示し、スムーズに取引を進めなければなりません。大人の対応を見せましょう。
 

摩訶不思議なメッセージへの対処法

そこで負担を感じないために筆者が使っている魔法の呪文は、「さあ、人間観察を始めよう」です。これを心の中で唱えると、理解しがたいメッセージが到着しても、心の中で程よい距離を作りながら対処することができます。いっそキャラが濃い人のほうが、変化を楽しめていいかもしれない(無事に取引を終えられればの話ですが)、なんて思えてきます。

なお、実際は利用者の9割が良識のある方々であり、そんなにエキセントリックな落札者は滅多に現れません。

それでもなんだかメッセージって面倒そうだな…と思った人は、取引時のメッセージが不要になる新サービスがおすすめです。「かんたん取引」(ベータ版)では、送付や支払いの手間も大幅に短縮できるので、何とも快適です。

この記事に書いたような摩訶不思議なメッセージに頭を悩ませる機会はほとんどなくなりますよ。
 

女性の生きにくさをちょっぴり軽くするコラムニスト。医療従事者向けの情報サイトでメディカルコミュニケーターを勤めたのち、『OKGuide』にて読者のあらゆる疑問・お悩みを解消に導くガイド記事を提供している。今や絶滅寸前の女子短大卒。