「ちょい足し」「ひと手間」で調整!

さすがに「単品食い」「主食×主食」「早どか食い」がヘルシーだと思って実践している人はいませんよね。大概の人は「これって体に悪いんだろうな」と知りながら、その危ないランチをとり続けているわけです。では、なぜ、悪いに決まっていることをするのでしょう?

もしかしたら、当人も気づかない間に、脂質や糖質への依存が進んでいるのかもしれません。脂や糖には依存性があって、摂取しすぎたがゆえにますます欲しくなってしまうという悪循環に陥りやすいのです。

そう言われると怖くなりますよね。大変だ、どこかで悪い循環を断ち切らなければ……!

と、ガチガチに構えなくてもいいのです。実は、それほど劇的に食事のパターンを変化させなくても、ランチはちょっとした工夫でヘルシーになります。

・コンビニでおにぎりを買うなら、サラダをプラスする。一品足すだけで栄養素を補える。

・外食なら、単品より定食を選ぶ。かつ丼をロースかつ定食に変えれば、キャベツがついてくる。

・早どか食いを抑えるなら、目を閉じて咀嚼する。視覚を閉ざすと勝手に噛む回数が増えるので、早食いが抑止される。また、噛んでいるうちに満腹中枢を刺激されるので、どか食いも治まる。
など。

いかがでしょうか。「え、それだけ?」と思ってしまうような簡単さですよね。

ランチ改善策は、ちょい足しやひと手間レベルで十分。なぜなら、脂肪も糖も、完全に断つ必要はないからです。適切な量を摂る分には問題なし! 「脂肪と糖の研究室」の広報担当者の方も、自分に我慢や無理を強いるのではなく、「脂質や糖質との“上手な付き合い方”を知ってほしい」とのことです。

それと、ランチは習慣です。ヘルシーなランチを繰り返しとり続けることで、その食事パターンを自分に覚え込ませることが大切。最終的には、何も考えなくても体が勝手にそのパターンで食べ始めるまでに習慣化してしまいましょう。