A子:かなり特殊な“ヒーロー・ワールド”だけど、元となる人格は模範生の財閥3世、チャ・ドヒョンで、さっき言ってた『スパイダーマン』系の主人公な感じ。最初はちょっと頼りないところもあるんだけど、徐々に強くなって成長していくっていう。

B美:チソンの女装とかワルぶりとか、演技力が評価されてたけど、姐さんのお眼鏡にかなったのは、どの人格?

A子:私のお気に入りは、善人のドヒョンとは正反対ともいえる“悪”の一面を持つ暴力的なシン・セギ! 残りの人格のリーダー的存在でもあるのよね。荒々しくて、強引で、自信満々で……ドヒョンを一番悩ませるキャラクターでもあるんだけど、ドヒョンにもあったらいいのになぁと思うような側面も持つ“裏ボス”。

B美:単純なところや、かわいいところもあるから憎めないよね。意外にロマンティックな演出をしちゃうところなんかも、ツボを押さえてるわ~。それにしても、この両極端の二役を演じ分けるだけでもすごいのに、他にも幾つもの人格があるじゃん。方言をしゃべるチャラ男のフェリー・パク、自殺志願者のアン・ヨソプ、キャピキャピの現役女子高生アン・ヨナ、7歳の女の子ナナと、謎の人格……。

A子:ウサギ耳のフードパジャマとか、女子高の制服を着て女装するチソンの姿とか、後にも先にももう見られないだろうから、それだけでも要チェックだよね、このドラマ(笑)。

B美:超お宝だよ!! ま、イケメンは何をやったってイケメンよね~❤ あとさ、ドヒョンの隠れ主治医になる精神科レジデントのオ・リジンがさ、ドヒョンのことを“チャグ~ン”、シン・セギのことを“シング~ン”って呼び分けるじゃん? 「シング~ン」と呼ぶたびに、『宮~Love in Palace』の最高のツンデレ王子、チュ・ジフンが頭にちらついたわー。『宮』ファンにとって隠れ注目ポイントじゃない?

A子:わかる、私も思ってた(笑)。ドヒョン、シン・セギ、リジンの不思議な三角関係もこの作品ならではの見どころだよね。ドヒョンとシン・セギは、ひとりの人間だけど、同一人物とはいえず、共存もできないわけで……。切ない部分もある。

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