「仕事を選ぶ基準は、刺激を受けられるかどうか」

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 チャレンジすることを恐れずこれまでにない役柄を熱演 音楽シーンでもトップの人気と実力を誇るジャスティン・ティンバーレイクは『ソーシャル・ネットワーク』の成功で役者としても大きな成長を遂げた。そしてこの『TIME/タイム』では主役。“波に乗る”という表現がふさわしい活躍ぶりだ。
「うーん、きっとラッキーなだけだよ(笑)。僕が仕事を選ぶ唯一の基準は、自分が刺激を受けられるかどうか。自分が気に入った仕事だと、そこから得られるフィーリングのようなものがある。好きだと好きなだけ、そういう感情は燃え上がる。間違いなくこの映画もそうだった」
 腕に浮き上がるカウンターが、その人の人生の残り時間を刻む奇妙な世界の物語。そこはバス運賃が1週間、コーヒーの値段は5分と、文字通り“タイム・イズ・マネー”な社会だ。
ジャスティン扮する貧困層の青年ウィルは、ひょんなことから1世紀もの時間=莫大な金を手に入れる。彼がそれを使って始めたのは、時間切れで死んでしまった母親の復讐。つまり社会に反旗を翻すのだ。
「そういうところも凄く気に入っている。だってウィルの価値観はシンプルで、しかも道徳的だ。複雑で残酷な世界の物語だけど、彼のキャラクターはそうじゃない。今まで演じたことのない役だろうね」
 本作の監督は『ガタカ』等で知られるアンドリュー・ニコル。ジャスティンを選んだ理由を「どんなことでもチャレンジし素晴らしい結果を残す力を持っているから」という。