「桐10 sp1」のイメージ

管理工学研究所は3月16日、日本語データベースシステム「桐」が2016年に30周年を迎えることを受けて実施するプロモーション「日本語データベースシステム桐 30周年カウントダウン」の第一弾として、「桐10」ユーザーを対象に、サービスパック「桐10 sp1」をダウンロード公開した。

地名や人名を確実に入力・表示・印刷するために、フォント関連機能を強化したサービスパック。フォントファイルからの字形取り出しや、その配置を「桐」でコントロールするフォント管理エンジンを搭載し、フォントの種類やOSのバージョンに関係なく文字を表示・印刷できるようにしている。

使いたいフォントに不足している字形を追加することができるWindowsフォントリンクをサポートしているので、日本語フォントに繁体字の字形をプラスして、日本語フォントだけではできない字形の入力・表示・印刷を実現する。

このほか、IPAmj明朝フォントなどが備えている複雑な漢字入力のための支援機能を拡充し、異体字を入力するための字形選択機能を強化し、読みがわからない文字を入力するためのコード入力機能を新たに追加している。また、IPAmj明朝フォントも付属する。

「桐」は、1986年のバージョン1発表以来、17回のバージョンアップ、アップデートを経て、個人、一般企業、官公庁、学校、病院など、幅広いユーザーを持つ非SQL型リレーショナルデータベースシステム。データベース機能だけでなく、入力フォーム、印刷フォーム、SQLデータベースとのSQLを使用せずに操作・連携可能な機能、プログラミング環境を統合している。