いまはアプリでベビーシッターに依頼できるほど、シッター利用は随分身近になりました。「自分は使わない」と思っていても、この先、必要に迫られることもあるかもしれません。

そこでベビーシッターの見つけ方や見極め方をベビーシッター研究家の参納初夏さんに教えていただきました。

ベビーシッターの見つけ方

いざベビーシッターに依頼したいと思ったら、まず最初に何をすればいいでしょうか。

参納初夏さん(以下、参納)「まずは、自分のニーズを書き出してみてください。急に頼むことが多いのか、病児をメインで見てほしいのか、家事もやってくれる人がいいのか。まずは、それに合ったサービスをしている人、会社を選ぶといいでしょう」

自分のニーズを明確にしたら、次はどこでベビーシッターさんを見つけるかです。

参納「一番ハードルが低いのが、友人からの紹介です。特に価値観の似た友人の紹介だと外れることが少ないようです。

手軽さを求めるのであれば、ベビーシッター会社がいいでしょう。日時を伝えるだけで、合う人を探してくれます。その際、窓口となるコーディネーターさんが、丁寧で親身になってくれる方がいる会社がおすすめです。

自分でシッターを選びたいという方は、マッチングサイトなどを使うといいでしょう」

信頼できるシッターを見極めるポイント

依頼先が決まったら、いよいよシッターさんと対面! 面談やトライアル優秀で信頼でき、末永く付き合えるシッターさんを見極めるポイントを教えていただきました。

参納「基本的には、どんな場面においても、シッターさんの言動、表情、態度が保護者の価値観に合っているかどうかを確認してください。

『あれ?』と何か違和感や不安を感じる点が一切なければ、末永く信頼できるシッターさんである可能性が高いです。直感は意外と重要です」

面談のとき

参納「面談の際は、社会人としてのマナーを見てもらいたいです。例えば、玄関でのあいさつの仕方、靴をそろえられるか、正しい言葉遣いができているかなどです。また、どのような保育をしたいかという保育観、保育経験を確認するといいです」

トライアルのとき

参納「トライアルの際は、子どもへの接し方を見てください。そして、終わった後、子どもの表情を見てください。子どもが安心でき、楽しめたようであれば、相性もいいでしょう」