予定より出張を早く終えた夫が自宅に戻って来ると、妻と見知らぬ男がベッドに‥‥! タレント・矢口真里さんの騒動で広く認知されるようになった“自宅連れ込み型”の浮気行為は増加傾向にあり、最近では「ウチ来る不倫」という呼び名もあるそうです。

旅行や出張でパートナーがいない時を狙って浮気相手を連れ込む行為は、見破りにくい厄介な浮気のタイプだと言えます。外で逢い引きするのと比べ、飲み会や同窓会などの言い訳を用意しなくて良いのですから。今回はこれら「自宅型の浮気」がどう発覚して、どう証拠をつかむのか、探偵としての経験を踏まえ紹介したいと思います。
 

浮気の兆候(サイン)を察知する

携帯やパソコンにロックをかけるようになった、妙に態度が優しくなった、性交渉の頻度が減った‥‥これらは自宅での浮気、外での浮気に共通な兆候(サイン)です。

自宅型に特徴的なサインは、自分が浮気する側の気持ちになれば分かりやすいでしょう。それは「パートナーの帰宅時間をしつこいほど気にする」ことです。なにせ現場で鉢合わせしたらすべて終わりです。最悪の事態を避けるため、本人も知らないうちにナーバスになってしまい、それは浮気を見破るサインとして利用できます。出張先でパートナーから「そっちはどう? 元気にお仕事がんばってね」と電話が来たら嬉しい気持ちになりますが、それは出張期間が短縮されていないかを確認するためなのかもしれません。

また、自宅で浮気する時は、ホテルのように従業員が清掃やベッドメイクをしてくれるわけではありません。だから浮気の痕跡を消そうとするあまり不自然な行動が増える場合もあります。寝室の掃除を頻繁にする、消臭に気を遣う、小分けにしてゴミ出しをする‥‥こうした変化も一種のサインとして考えることができます。

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