人気の「ランプの森」では、無数に広がるランプの明かりを嬉しそうに見守っていました。この『チームラボ ボーダレス』の、空間すべてがアートの世界というのは、まさに体験してみないとわからない経験だと感じました。

大人にとっても、広々とした施設内ですが、さらに大きな空間が目の前に広がります!

“身体で世界を捉え、世界を立体的に考える”をコンセプトした「チームラボアスレチックス 運動の森」では、脳の海馬を成長させることで新たな空間認識能力を鍛えることができます。

早速、トランポリンの上を飛び跳ね宇宙空間を創る「マルチジャンピング宇宙」に挑戦!

未就学児童は、保護者と一緒に体験するので怖がりの子どもでも安心です。足元に広がるブラックホール。ぴょんぴょん飛び跳ねることで、星が集まってきます!

視覚と体感と両方が刺激されるアトラクションのようで、終わった後も「またやりたい! 」という娘のリクエストで、もう一度、挑戦しました。

このほかにも、「チームラボアスレチックス 運動の森」には、3次元上の玉石(ボルダー)を登る「光の森の3Dボルダリング」、天井と床を結ぶロープを伝って木の上を移動する「色取る鳥の群れの中のエアリアルクライミング」など、小学生の子どもまで楽しめるような体感型作品があります。

「学ぶ! 未来の遊園地」の「お絵かき水族館」ではあらかじめ用意された生物の塗り絵に、好きにお絵描きをします。それをスタッフに取り込んでもらうと壁や床に実際に生きているように動き出します。

これには、娘も大興奮で自分が描いた絵を追いかけていました! ただ観るだけの美術鑑賞にとどまらないのが、『チームラボ ボーダレス』の面白さかもしれません。

「重力にあらがう生命の森」では、巨大ボールに抱き着いてみたり、「すべって育てる! フルーツ畑」の滑り台を何度も滑ってみたり、とにかく終始楽しそうに動き回る娘を観ていると、「アート」や「美術」という難しさにとらわれないで、遊びに来る感覚で『チームラボ ボーダレス』に来てよかった! と思いました。

「裏返った世界の、巨大!つながるブロックのまち」は、クッションでできた家を移動すると、それに合わせてプロジェクションマッピングで道が出来ます。

壁にある大型モニターに、どんどん道ができるのが映し出されていきます。自分のアクションと、モニターが連動するのが楽しいのか、何周も同じ動作を繰り返し、道を作っていました。

一日中、娘と歩き回ったママの方がギブアップ! 「あまた来ようね」と促すと、「帰りたくない! 」と名残惜しそう。

「街の完成でーす! 」と嬉しそう。

一日では周りきれないほどの空間の広さや、観たことがないデジタルアートの美しさに、圧倒されます。秋の行楽シーズンに、『チームラボ ボーダレス』お薦めですよ!

【取材協力】森ビル デジタルアート ミュージアム:エプソン チームラボ ボーダレス